BLUE DROP〜天使達の戯曲〜第12話「Cosmos」(美しい調和)
今回は、「大切な人の再認識」がテーマ。今までに登場した「家族との絆」、「仲間との絆」が、全て調和していて、今までガミガミ言ってきた舞山先生や、朱音姐さんに絡んできた不良もコミカルに描かれ、本当に素敵な学園祭だからこそ、それが一層最後のお祭りの儚さを強調していたように感じました。
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大切な人
今までの話で描かれてきた「大切な人」。
・和解した「朱音姐さんと学園長」
・新しい家族を加えた「寮長一家」
・千光寺さんを見逃した事で、「調査官」ではなく「教師」としての自分を選択した「裕子先生」
・これまで学園に馴染めなかったけど仲間との協力で実現した晴れ舞台に喜ぶ「ミッチーの両親」
・千光寺さんを陰ながら見守り続けたツバエルさん
そして、最初は「厄介払い」と捉えていたけど、学園での生活で「大切な人達」を見付けた若竹さん。
「長谷川さん、お婆さまも!」
「私ね、お婆さま、この学校に来て、前にお婆さまが言ってくれた事が、
少しだけ分かった気がするんだ。」
そして、若竹さんと同じように、数々の事件を経て笑えるようになった千光寺さん。
「フォリメって、不思議な存在ですね。」
「こんなにちっぽけで、か弱いクセに、
コマンダーをすっかり変えてしまうなんて。
少し、妬けちゃいます。」
家族、仲間、教師、それらを一緒に体験を積み重ねてきた二人だから、アザナエルさんが突き止めた「真実」が無くても自力(主に若竹さんらしい力業)でわだかまりを解消し、守るべきモノを再確認・再獲得した千光寺さん。
「今のは、ちゃんと話してくれなかった分!」
「それからこれが!これが今までさせた分だ!」
この仲直りのシーン、ホントに若竹さんらしくて好きだなぁ。若竹さんに振り回されながらも、若竹さんの優しさに触れて、「罪悪感」からではなく、「好きだから守りたい」というこの作品の到達点。
「大好き。」
アザナエルさん
オノミルさんの犠牲で手に入れた思念凝結兵器でオノミルさんの幻を弄ばれ、オノミルさんへの気持ちを嘲笑われたアザナエルさんですが、オノミルさんが渡してくれたペンダントがアザナエルさんに最期のチャンスをくれて―――、本物のオノミルさんはアザナエルさんに力を貸してくれたのが切なかったです。
今週の花言葉
BLUE DROP〜天使達の戯曲〜第12話「Cosmos」
Cosmosの花言葉は、「乙女の純潔・乙女の心情・調和・美麗・たおやか・野生美」(from Floword)
真実を知らない表パートの学園祭の「調和」に対して、真実を知っている裏パートの若竹さんと千光寺さんが象徴しているのはやっぱり「乙女の純潔・乙女の心情」でしょう。
次回予告
BLUE DROP〜天使達の戯曲〜第13話「Rosmarinus」
Rosmarinus(ローズマリー)の花言葉は、追憶・思い出(from Floword)
成る程、「見えないジャンヌ」は本当に千光寺さんがそこにいなくて、最期に「ルミノス・シフト」で帰ってきて、若竹さんを救う形でジャンヌと千光寺さんがシンクロするワケですか。
いよいよ最終回、刮目して観よう。
さて、因みにRosmarinus(ローズマリー)語源は「海の露」。第一話の"Hydrangea"(水の入れ物)と対応する形で、語源がサブタイトルの読みになると、今まで花言葉に表パートと裏パートの意味があると主張してきた私も報われるんですが、どうなる事やら。
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