京都は奇しき所なりけり

 京都に行ってきました。

1日目



 朝のうちに京都駅に着いて、「葉っピーガーデン」でゴロゴロ。
 一応転職活動に来たので、転職先の会社の場所を確認して、電車の時刻と道順を頭に叩き込み、近くのスターバックスと小さな喫茶店の場所、デイリーとセブンイレブンの場所を把握し、明日のスケジュールを組み立てる。
 11時半に伊勢丹スペイン料理Ricoで食事する。バケットにトマトペーストを塗る発想は無かったなー。美味しい。

 息抜きにチェックインの時間まで、秋葉原の通り魔事件についての私なりの見解をメモ書き。(多分そのうちアップします)

 「劇場型」とか物騒な言葉が頭の上を五月蠅のように飛ばしている危ない思考を巡らしていると、何だか修学旅行の中学生がうようよしていたので、携帯で写真を撮りまくる。
 いいね、修学旅行を見る観光旅行。














 「らき☆すた」で修学旅行で京都に着たこなたが京都駅で「ここにイリスが入ったのかー。」の話は覚えていたけど、中学生達の引率の先生が「みんなが小さい頃だから覚えていないかもしれませんが、映画ガメラで少女が立った場所がここで、当時非常に話題になり、海外からも沢山視察に着たそうです―――」とか、マジで為になりました。どもです引率の先生。


 ホテルにチェックイン。
 面接の為に用意した56パターンの回答例と、それを裏付けるエピソードを暗記。
 まあ、1割ぐらい嘘も交じってますが、綺麗なまま死ぬのと、汚くても生きるのを選べと言われれば、程々に綺麗で汚い道を―――つまり、時々綺麗で時々汚い道を選ぶので、自分に有利な方を選びます。まあ就活に限らず人間の弁舌なんてそんなもんでしょう。

 ホテルで食事。
 和食を頼んだ筈なのに、御飯の味付けはヘボいわ、汁物は塩辛いわ、とどめとばかりにお重の下にトンカツ入りカレーとか、麻婆豆腐とかワケの分からないモノを食べさせられ、甚くご不満。不味い。

 コンビニでおにぎり買う。うまかった。

 寝る。

 夜にあまつきやってたので見る。犬神付きの姐さんが異様に可愛かったので、2話以降見てなかった録り溜めを帰ったら見ようと決心する。

二日目

 予定通りにチェックアウト。
 予定通りにスターバックスに到着。
 予定通りにチャイを頼む。まあ味は普通。

 面接を受ける。

 あれ程面接対策に気合いを入れていたのに、毒気を抜かれたような面接でした。

 あれ?履歴書と職務経歴書を見ながら話しても良いのでしょうか?

 あれ?色々変な会社だとは思っていたけど、いい意味で変でした。

 スーツはキライなので私服に着替えて西本願寺に行く。


 何か修復工事中だったりしたので、もっと前調査をしておけばよかったと後悔。

 西「本」願寺はジョークが分かるトコだと分かったのは収穫でしたけど。


 伊勢丹のイタリアンレストランante cafeで食事。美味しかった。

 ここで問題発生。帰りのバスの時間を勘違いしていてバスに乗り過ごす。Sunithaピーンチ!!




 京都タワーの写真なんか撮って現実逃避してる場合じゃないよ!今そこにある危機!この調子じゃ「今あなたの後ろにいます―――」とか、割とシャレにならないよ!


どこへ入ってもホテルは満室御礼。しょうがないので宿泊以外の方法を考える。

 ホテルが無いなら高級ホテルが有るじゃない―――そんな金は無いっ!

 スタンダードに野宿―――京は魔性の都ぞ!  何だか色々身の危険が危ない!無理!

 レンタカーを借りて車中泊―――野宿よりはマシだけど、お金がかかりすぎる!無理!

 コンビニで立ち読みして時間を潰す―――そんなに雑誌に興味無い。大体飽きたらどうするのさ?


 経験から推察するに、治安が保たれるのは電車の終電の時間まで、つまり、実質的な街の「日没」の時間までである。実際の「夜明け」までは非常に危険。

 ならば、その間の約5時間隠れる場所さえあれば―――うん?この発想はどこかで見たことがあるような―――そうだ、ネットカフェ難民のドキュメンタリーだ。そうだ、ネットカフェに行こう。うーむ、先人あらまほしき事なり!昔の人は良い事を言う!


 電話帳でネットカフェの場所を探す。下京区は大宮駅にしか無い。しょうがないので大宮まで移動して、近くのSound1stで10時までセブンイレブンセブンイレブン率高いな京都)で11時まで、サークルKで12時まで時間を潰してインターネットカフェに行く。

 寝る。

三日目

 6時起床。

 体調は悪くはないけど良くない。

 日中の暑さと移動で吸った汗が匂ってきて最悪。

 時間的には充分な筈なのに、やっぱり色々無理があるみたいです。

 体力が回復していたら清水寺に行きたいと思ってたけど、この調子だと眠気でホントにうっかり舞台から足を踏み外して真っ逆さま、明日の朝刊は頂きだね!見出しはそう、「またアキバ系が!今度は京都で!一体いつまで続く!」みたいな!みたいな事を考えるくらいヤバかったので、速攻でバスでおうちに帰る事に満場一致で決定。

 昼前にお家に到着。仮眠して今に至る―――



 まあ、何だか二度目の京都は何だか色々大変でした。