CLANNAD第19話感想&備忘録「新しい生活」

 いよいよ渚さんルートに入るに伴い、渚さんの変化が描写されて、大人になった事で「忘れている事」を知る準備が整いつつあります。ちなみに私は原作ゲームは未プレイ組なので、的外れな事を言っていてもOK!

 という事で、「渚さんが忘れている劇のタイトル」と、「渚さんが忘れている謝らなければならない事」は、多分関係していて、それが渚さんルートの結末に大きく関わってくるようなきがしています。そしてそれは、早苗さんの秘密や、ラストに出てきた「少女とロボット」と関係しているんですよね?

「それが、よく分からないんです。」(古河渚
 
「要するに、やりたい話は決まってる。でもそれが何てタイトルか分からない、って事か。」(岡崎朋也

「分からないんです。
ただ、私が小さかった頃、お父さんとお母さんに何かすごく、悪い事をしたような気がするんです。」(古河渚
 
「きっとそこには、私が謝らなければいかない事が隠されているんです。」(古河渚

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 そして、その準備として描かれる「渚さんの成長」。

 一つ目の変化は、渚さん顔付き変わった(ような気がする)事。
 作画の乱れではなく、デザインが意図的に変わっているようです。
 私はあんまり作画にはあまり注意を払わない人間ですが、今回の渚さんは全般的に「強くなった」という印象を受けました。具体的にどこが変わったのか気付いた方は私に教えて下さい。私じゃ無理。

「でも私、岡崎さんの御陰で色々な事に自身が持てるようになってきました。
今日から学園祭まで、私、全力で頑張ります!」(古河渚
 
「ああ。その意気だ!」(岡崎朋也
 
「はい!」(古河渚

 二つ目の変化は、言動が「力強くなった事」。
 今までは、岡崎さんが自信の無い渚さんを後押ししたり、色々手伝ったりと、岡崎君がぐいぐい引っ張っていたのですが、今回は渚さんが岡崎君を引っ張っていくシーンが3回もあるんですよね。一度目は、家庭訪問が嫌で逃げ出した岡崎君を学校で追い掛けて職員室に連れ戻した事、二度目は、父親と顔を合わせたくなくて逃げた岡崎君を家に連れ帰った事。三度目は、家に帰りたくない岡崎君を、自分の家に来るように誘った事。渚さんも変わったなぁ。というワケで、今までは「岡崎君が渚さんを変えてきた」けど、これからは「渚さんが岡崎君を変えていく」という立場の逆転が起きるという意味ですよね?(多分)

「俺の言葉が信じられないのか!?」(岡崎朋也
 
「はい。」(古河渚
 
「即答されてしまった…」(岡崎朋也
 
「岡崎さん時々嘘つきですから。」(古河渚

「もう慣れましたから。」(古河渚

「あの、岡崎さん…、私の家に来ますか?」(古河渚


 そして岡崎君の方。父親に対して他人行儀な事をしているのは、岡崎君もお父さんも同じ。お互いに距離を取ろうとしているから、いつまで立っても普通の親子の関係には戻れない。

「こっちにも都合があるんだ。
分かってくれ。」(岡崎朋也
 
「そうだね。」(岡崎直幸
 
「じゃあ、行くから。」(岡崎朋也

 それでも、家を出た後に振り返った岡崎君。引き留めて欲しかったのに、父親は追ってこない。そして決別の台詞。

「さよなら、父さん。」(岡崎朋也

 それと対照的に、描かれる渚さんの家。

「いってきます。」(岡崎朋也
 
「いってらっしゃい。」(古河早苗)
 
 
「いってくるな。」(岡崎朋也
 
「おう、行ってかましてこい!」(古河秋生

 この「いってきます。」は、岡崎君にとって何年ぶりの「いってきます」なのでしょうか。そして、「いってらっしゃい。」と言ってくれる声。岡崎君の父親は、岡崎君が出る時に何も言ってはくれなかったから、それが一層引き立つワケなんですが、岡崎君の父親も、岡崎君に出て行ってほしくなんてなかったのに、「岡崎君を縛れない理由」があるから、「もう一歩」を踏み込めない。
こっちも解決されるのかなぁ。

次回予告

 CLANNAD第20話「秘められた過去」

 …と、思ったら次回であっさり解決したりするのでしょうか?

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おまけ

 「新しい生活」って、婿入りじゃないですか!って突っ込んだら負けな気がする…。

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 あと、何だか気付いたらMBSがTBSに放送が追いついてた…。遅いんだよ、MBS…。