Yes!プリキュア5GOGO第20話感想&備忘録「浦島かれんと亀ミルク!?」
こ、今話はまた凄い話でした。キュアモの「携帯電話」の設定とか、メルポ&シロップの「『強い想い』があればどこにでも届けられる能力」の設定とか、それらを全部注ぎ込んで、プリキュアにしては珍しくトリッキーな展開を見せてくれました。
「な、なんだってー!!」みたいなノリで凄く楽しめました。どうしたんですかプリキュアさん、先回から急に以前とは違う面白さを出してきたじゃないですか!何だかコードギアスみたいですね!
まあ、コードギアスなら、夢原さん達が水姐さんを捜すシーンを省いて、水姉さん達のピンチに夢原さん達がいきなり登場!「どうやって?」と訊く水姐さんに、夢原さんが「手紙を出したんだよ」で謎解きをする―――という展開になったんでしょうね。まあその辺は対象年齢の違いというヤツなんでしょうね。
でも、そのトリッキーな展開の一方で、肝心の登場人物の心の葛藤の方はちょっと残念な事になってました。両親に夢の事をどう話したらいいか迷う水姐さんに、ミルクが「思った事をストレートに書けばいいのよ!」と言った時点で「答え」が提示されていましたから、締めで「自分の想いを素直に書けばいいのよね」と言っても、視聴者としては「あ、ああ、うん、そりゃそうだよね…」としか言えないんですよ……。
嗚呼それにしても、海中からせり上がってきて、人間を呑み込む竜宮城とか、乙姫様が怖い婆さんとか、どんどん私のイメージが壊れていく…
ババロア女王
「ファッションディーラーとして国中の注目の的だったロロ。」
この漁師の恰好を恰好をファッションってババロア女王のセンスって……。
「注目の的」って「裸の王様」とかそういう意味の注目じゃないの?(ドクロ)
というか、1クールをとっくの昔に消化したのにキュアモの正しい使い方を今まで全く知らなかったプリキュアのみなさんと、王としてまだまだ経験が足らないココ&ナッツは反省した方がいいと思います!(ドクロ)
おまけ
「想い」が強ければ手紙を届けられるのなら、じゃあ手紙をフローラさんに出せばいいんじゃない?とか思った私は、ホントに心が薄汚れた大人になってしまったなぁと感じました。
ホントはね、「この前プリキュアは二人でも強いって証明したばかりなのに!」とかそういうツッコミは棄てていいんですよ、というか、この種の作品を見る時は棄てるべきなんですよね。それを重箱の隅をつつくように弄ったりとか、コスプレが可愛くないだの、何だのと、細かいことに拘ってる辺り、私はプリキュアに過剰に期待してるのかなーなんて思うワケなんですよねー。先回みたいな神回を毎回期待しちゃダメなのかな……。
うん、分かってるんだよ、一応分かってるんだよ、ミルクに言われた段階では水姐さんはまだ「確信」が掴めてなかったのが、夢原さん達が駆けつけてきた事で「確信」したってのは。でもね、でもね…。