フレッシュプリキュア!最終回によせて

フレッシュプリキュア!は完璧な最終回でしたねー。
フレッシュプリキュア!世界の「プリキュア」が「クローバータウンのローカルアイドル」という性格を持つ以上、「ラビリンスとの戦いの終わり」は即ち「私達、普通の女の子に戻りますっ!」宣言という事を指す、というのは、フレッシュプリキュア!放送開始当時から想定してはいたのですが、「恐らく何かミラクルな事して来年も続投するんじゃない?」とか思っていたので、フレッシュプリキュア!が一年で終わる、というのを知った時はかなりショックでした。
ですが、「私達、普通の女の子に戻りますっ!」宣言をするというのが一番綺麗な終わり方だというのは、最初から分かっていたことでもあったので、プリキュアがラビリンスに乗り込む時に、「プリキュアであることをクローバータウンの住人に知らせるシーン」は感慨深かったです。
桃園さん達は、「クローバータウンの日常」を護る為にプリキュアになりました。自分たちが突然いなくなった「日常」が、最早「日常」ではない事も分かっていました。だからその覚悟を「クローバータウンのみんな」に知らせるのは、とても桃園さん達らしいやりかたです。
そして、私は思いました。「桃園さんは、全てを終わらせて帰ってくるんだ。『2年目』という私達の許ではなく、『クローバータウン』という日常に。」と。
寂しいかって?寂しいに決まっています。

頭が残念だけど頼りになる桃園さん。
全然完璧じゃないけどへこたれない蒼乃さん。
私にとっての日曜日のエンジェルだったブッキー。
鬼のように強いくせにドジッ娘なせっちゃん。
謎の男カオルちゃん
愛すべき宿敵だった西さん、南さん。

あの楽しかった日々を忘れることなんてできない。

でも、桃園さん達がはそういう娘達で、私はそういう桃園さん達が好きで今まで応援して来たんだから、それを否定して桃園さん達の後ろ髪に縋ろうとする行為で終わらせたくは、ないのです。
だから桃園さん達にはお別れをします。

一年間ありがとう、桃園さん。本当に、夢のように楽しい一年でした。

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