The twelve kingdoms(十二国記 英語版) 〜"youma"と"UMA"ってなんだか似てますね。〜



 登場人物の一人が "Those are UMA !"と言ってるので、UMAって和製英語じゃなかったっけ?とか思ってたら、"Those are youma(妖魔) !"と言ってたのでした。

youma:妖魔(まんまです。)
UMA:未確認動物
(似てる気がするんだけどな。)

GW中にアメリカの西海岸に旅行に行ってた友人Kが昨日帰国してきました。

 というか、三週間ぐらい居なかったような気がするのは私の気のせいだろうか。
いや、間違いない、花見に行った頃から用意してたぞコイツは。

 そんなこんなでKがアメリカでの戦利品として、十二国記のDVDをくれましたので、それを只今鑑賞中です。

 実は、このKという人間、旅行が趣味で、日々節約し、アルバイトで貯めに貯めた貯金を旅行に惜しげもなく注ぎ込むという、ある意味豪傑なので、暇さえあれば海外旅行してくるのですが、海外に行って買ってくるお土産、私に買ってくるのは決まって十二国記のDVDやらVCDやら、目下五連戦五連覇の記録更新中です。

 というか、他に買ってくるモン無いのか。
 というか、スーパーインドア派である私としては、Kの大胆さは羨ましくもあったりするのです。
 
 それに、私もこういうの嫌いじゃなく、これはこれで楽しんだりしていて、本棚を見ると英語版の他に、台湾版や韓国版、タイ語版や中国のVCD版なんかもあったりして、ちゃっかり飾ってたりするのです。

 そんな本棚を尻目に英語版を鑑賞していると、微妙な違和感が逆に新鮮で、ジャパニメーションは世界に蔓延してるなぁなんて、ちょっと感慨深いこと頻りだったりします。

 因みに、私にゃさっぱり分からない、Kが最初に買ってきたタイ語版と、入力するのが面倒な簡体字以外の台詞はこんな感じ。

 場面は、如何にもな不審者が学校に乱入してきて、その電波な言動に、主人公である少女が思いっきり引いている感動的な出会いの場面です。

−日本語版−
"だ、誰?"
"貴方だ。御捜し申し上げました。"
"な、何?"
"どうか、私と御出下さい。"
"あ、あなた誰?"

−英語版−
"W-Who are you?"
"Finally,my serch for you has ended."
"W-What?" "Please you must come with me."
"But, who are you?"

−台湾国語版−
"女尓・・・女尓是誰"(あ、あなた誰?)
"就是女尓"(まさしく貴方だ。)
"我已經找女尓很久了"(私はずっと貴方を捜していました。)
"処ン要幹什麼"(あなた、何をしたいの?)
"我要請女尓跟我去一個地方"(私は貴方と或る場所に行きたい。)
"処ン・・・処ン到底是誰"(あ、あなた一体だれ?)
(日本語訳:私)

−韓国語版−
"누...누구시죠?"(あ、あなた誰ですか?)
"당신이군요.지금까지 찾아다녔습니다."(あなたですね。今まで探し回りました。)
"무슨 일이요?"(な、何のまねです?)
"지금,저와 함께 가주십시오."(今、私と一緒に御出下さい。)
"다...당신은 누구예요?" (あ、あなたは誰ですか?)
(日本語訳:私)
 さんざ文句言ったけど、5種類も並ぶと流石に壮観です。

 英語版の音声は英語/日本語、字幕も英語です。

 流石はアメリカ、主音声も主字幕も英語でした。
 ジャイアニズム

 日本は基本的にオリジナルの音声を主音声にするのとは逆ですよ。
 英語版の音声の印象は、「中学校の英語の教材みたいな感じ」でした。  感覚的には「乳白色のラバーコーティングの板の感触」のような。  抑揚もメリハリもあるんだけど、 どこか不自然さがあるというか、そんな感じ。

 これが文化の違いというヤツなのだろうか。そうなのか。

 個人的に私が一番好きなのは台湾国語版、声優のキャストや演技が日本語版に一番近い気がします。
 流石に子安ボイスを再現するのはどこの国でも無理っぽいですが、それ以外なら、台湾国語版が抜きんでている気がします。