今日は風邪引いたからお休み〜。
今日は風邪を引いたからお休み♪(決してカメハメハではなく。)
あ、あれは遅刻か。
立つと頭がクラクラするので、部屋で布団入りながら本を読んでました。
今日読んでたのは韓国の方言辞典「慶北方言辞典」。
ちょっと前に買ったんですが、色々忙しくて、あまりマジメに読んでなかったのをちょっとマジメに読んでみました。
ざっと読んだ限りは方言形を見出しに、アクセント、品詞、意味、例文を出しているので、辞典が満たすべき内容は満たしているように思います。
けど、巻末の索引も方言形を見出しにしたら意味無いんじゃないの?っていうか、それじゃ何の役にも立ちませんから!
日本の学者が索引作るなら、ソウル方言形を見出しに、対応する慶北方言の方言形と、該当ページを記載するとかすると思うんです。だって、そうしないとただのページの無駄遣いですし。
それがダメなら、せめて慶北方言の方言を見出しに、ソウル方言で対応する方言形を列挙するとかは考えなかったのでしょうか?この辞典、方言辞典という性格もあるのでしょうが、見出し語同士の連繋が無いんですよね。
母音の違いだけの同じ語の存在を記載していないんですよ。そういう語、読んでくと異様に多いのがあるので、そういうのを記載してくれてるとありがたいのですが。
この本は、一体どういう層に的を絞って本を書いているのでしょうか?
あと、誤植が異様に目立ちます。相変わらず韓国の出版物は水準が低いです。
語を特にどの地方から採集したとは書いてませんが、長音とアクセントが存在するので、多分、N型アクセントの4型アクセントでしょうか?
プロ意識として、どの地域の、どの年齢層から採集したか位は記載しておくべきだと思うのですがどうでしょうか?
あと、アクセントの記載、特に上がり目とか下がり目とか書いてませんが、他の慶北方言のアクセントに関する論文を参照すると、恐らく下がり目を表してい るみたいですが、上がり目を記載していないので、3音節語で、HHL型とLHL型の区別が付かないように思うのですが、この人、ホントに方言のアクセント 体系というのを理解しているのでしょうか?謎。
私の知識不足ならゴメンですが、著者の李相揆さんは、慶北大学の人文学科の専任教授とあるのですが、これ、学術書としてホントに大丈夫なのでしょうか?