アニメ作画の乱れって、そんなに問題?

 アニメ感想系のブログをやってると、色んな人からトラックバックが頂けます。忙しくない限りは、一通り読ませて頂いていますが、よく見るフレーズに、「今週は作画が・・・」というのがあります。

 今週は作画が良かった。
 ベ○カ式復活!
 作画どうにかならない?

 別に統計を取ったワケではありませんが、「作画の乱れ」というのをネタにするブログは総じてキャプを使った所が多い気がします。

 アニメ感想系では、無料動画系とキャプ感想系が尤も強いと思いますが、それと「作画の乱れ」の取り上げとは密接な関係があると思います。

 恐らく、キャプ系感想の本質は「アニメ作品」という媒体を使った「自己の表現」である為に、「作画」が取り上げられるのだと考えます。

 因みに、個人的にニコニコ動画が優れていると思えるのは、キャプ系感想の優れた点、「映像とネタの融合」を取り込むと同時に、主観的で時に間違いを含み、度々的はずれな事に陥りがちな「あらすじ」や、ブログの執筆者の「印象」を排除し、欠点を克服する事で、作品の鑑賞と同時に、キャプ系感想に相当する「ネタ」すら楽しむ事ができる点だと思います。尤も、キャプ系感想には、他作品の画像を割り込ませるという手法もあるので、完璧に再現しているとは言えませんが、同時に楽しめ、画像をアップしたり、長い文章を書く手間も掛からないので、一部のキャプ系感想は淘汰、或いは吸収される運命にあるんじゃないかなと思います。
 キャプ系感想の発展系として私が考えるのは、ニコニコ動画のように自分で無料のサーバーにアップしたものに、文字情報が出るような形だと思います。

 話を元に戻しましょう。
 「自己の表現」をする媒体としてキャプを捉えているから、キャプした画像の品質が気になるのであって、その一点に於いて「作画」が気になるのだと思います。

 一方で、私のような者のアニメの見方は、「何を表現しようとしているのか」、「何を企んでいるのか」、というような、紙背を徹するっぽい見方であり、感想にもそれが反映されます。つまり、最低限「それら」を表現さえしてくれたら、正直な所、作画はどうでもいいのです。

 つまり、私の感想は「自己の表現」に比重をそれ程掛けてないから、「作画はどうでもいい」と考えているのだと思います。

 結論として、「作画の乱れ」は、その人が「自己の表現」にどれだけ比重を掛けているかで気になるのだと思うので、たまたま多数派のキャプ系感想が、「作画」を取り上げる傾向が強いというだけで、実際に「作画」を気にしている人は、多くてもアニメを鑑賞する人口の半分行かないんじゃないかなと思います。


<追記>
 あまり上手く纏まらなかったので、そのうち書き直すかも。