風の谷のナウシカ読みたいなぁ。
学生時代に、風の谷のナウシカの原作版を読んだ事がある。
映画版に相当するのは大体2巻ぐらいまでで、そこから先は未知の世界。何だかよく分からないまま最後まで読んだけど、ラストでナウシカは何故新しい人類を否定したんだろう。
その時、よく分からないまでも感じたのは、「人間は人間以上の存在を怖れているんじゃないの?」という疑問。宇宙人がもしいたら、知性では現時点の人間より上だろうし、思考能力や記憶力も人類より優秀かもしれない。人間という種は、長らく「万物の霊長」として、生態系のトップに君臨し続けてきたが故に、その「トップ」を脅かす存在を怖れる気持ちがあるのじゃないかと思いました。
帰って、何故ナウシカがあそこで新人類を滅ぼす必要があったのか分からない。ナウシカなら、「理解できない」という理由で否定したりはしないと思えないんだけど、ナウシカはあの瞬間、「人間達の母たる存在」から、「星の意思の代弁者」にすり替えられたように感じました。私にとってナウシカは、「人間達の母たる存在」だと思っていたし、最後までそうあって欲しかったのに、最後に「星の意思の代弁者」となった事で裏切られたように感じました。今ならもっと冷静に読める筈なので、機会があったらもう一度読んでみたい。
それにしても値段が高い。
風の谷のナウシカ 全7巻箱入りセット「トルメキア戦役バージョン」
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