Yes!プリキュア5第38話「プリキュア5のシンデレラ物語」
「ご都合主義と笑わば笑え! だが見よ! この燃える展開! このメカニックゥゥゥッ!」(ウリバタケ・セイヤ from 機動戦艦ナデシコ)
・・・ふぅ。無理矢理エンジンを掛けて感想を書いてみよう。
まずは一言、やりすぎだよ夢原さん・・・。
映画の撮影にも力を入れたいのは分かるけど、だからってこれは・・・。
いつもの村山さんらしくない脚本。きっと映画の宣伝を全面に押しだすという上からの命令があったのだとは思うんですが、対象年齢をぐっと下げすぎ。
だからといって、楽しめなかったかと言えば、そんな事は決して無くて、「自分のストーリー(=人生)」の為に「他人のストーリー(=人生)」を犠牲にする事を厭わないナイトメアの精神がよく出てたし、いい映画の援護射撃になったと思うし、夢原さん&ココと、秋本先輩&ナッツがラブラブでニヤニヤものだったし、春日野さんは魔法使いやったり舞踏会に乱入したりとはじけてたし、水無月先輩を「意地悪な母親」としない辺りに愛を感じましたし、夏木さんが「脚本的に」要らない娘だと暗に言ってるようにしか思えない立ち位置だったり、最後の「シンデレラのガラスの靴」の演出は夢がある締め方だったりと、らしいといえばらしかったです。
でも、ブンビーさんサクセスストーリーに他人の物語を犠牲にって、ミルクは何か夢があって物語を書いたワケじゃなく、友人達を登場人物にして、しっちゃかめっちゃかな話を書いてただけなので、秋本先輩の第16話「こまち小説家断念!?」とも違って、ミルクの思い入れも感じられないし。敢えて挙げるなら、ミルクが「ミルクが書いた物語の所為でのぞみ達が・・・。」みたいな苦悩を抱えるなら話は分かるけど、それも無かったしなぁ。
内容は、
ミルクさん、脈絡もなく絵本の書写をする事に(何故だ。)
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物語中で夢原さんと秋本さんとケダモノ二匹、さんざ楽しむ(・・・。)
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インタールード(ふぅ。)
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ブンビーさん、舞踏会のセッティング(何故だ。)
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夢原さん達、映画のコスにお着替え(理由は分かるよねっ?)
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めでたし、めでたし。