Yes!プリキュア5GOGO第4話「うららの台本を届けろ!」
やっぱり村山功さんの脚本はいいなぁと思った第4話。
行動原理の最優先が「仕事」のシロップは、行動原理の最優先が「仲間」のプリキュアさんが、うららさんの為に台本を届けようとする気持ちがよく理解できなかったのに、夢原さんを初めとするプリキュアさんの姿を見て変わり始め、春日野さんの台詞で、シロップが届けたのは「台本」というモノではなく、夢原さん達の「思い」だったという価値観の一変、そして春日野さんが「仕事」より「仲間」を選んだ事で、プリキュアさん達が大切にしている「仲間」の絆の強さを認識する――という、二重三重に張り巡らされた構造が格好いい。流石村山功さん!そこにしびれるっ、あこがれるゥ!
そう、「仕事より大事なもの」があるのです!
……と、一度でいいから会社で言ってみたい…。
- アーティスト: 宮本佳那子工藤真由,工藤真由,宮本佳那子,ぷりきゅあ5,ヤング・フレッシュ
- 出版社/メーカー: マーベラス エンターテイメント
- 発売日: 2008/02/06
- メディア: CD
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本編感想
「いやだね、俺は仕事以外で運び屋はやらないんだ。」(シロップ)
↓
「うららの気持ちや思いを、私達、みんなで大事にしたいの!」(夢原のぞみ)
↓
「俺は運び屋だ!引き受けた以上、絶対届けてみせる!」(シロップ)
そして、スコルプさんの攻撃をケダモノ形態へ変身してかわすシーンの格好良さは異常。やるなケダモノ!
あと、今回はカメラワークがいつもと全く違って面白かったです。春日野さんがオーディションルームでの「春日野さんの決意」を象徴するズームや、オーディション会場を飛び出した瞬間の360度に回り込みトラックは春日野さんの「どっちに行ったらいいか分からない気持ち」を上手く表現していて良かったし、春日野さんがみんなの所に駆けつけてからの戦闘シーンも、スコルプさんを中心に360度回転しながらのトラックで四方八方からくるプリキュアさんの攻撃でプリキュアさんの「チームワーク」を表現したり、またスコルプさんの長い尾がトラックのスピード感の描写に一役買っていたりと最高の出来でした。
今回の演出は大塚隆史さん、作画監督は篁馨さん……って、SplashStar第48話の「最終決戦!奪われた緑の郷!」のコンビじゃないですか!成る程、納得です。
次回予告
Yes!プリキュア5GOGO第5話「生徒会長かれんへの手紙」
次回も手紙ネタですか。手紙or小包ネタでどこまで話を作れるか楽しみです。(ドクロ)