マクロスF(フロンティア)第1話感想&備忘録「クロース・エンカウンター(本放送版)」
主人公早乙女アルトが抱いていた「閉塞感」が、「すごいと思える存在」シェリル・ノームと出会って、彼女と同じように「プロ意識を持つ存在」へと引き寄せられ、ランカ・リーとの出会いで、「誰かの為に飛ぶ/戦う」気持ちを持ち、主人公が「俺は、ここにいたくないんだ。」から「俺は、ここで飛びたい!」、「君のそばにいたい!」という気持ちに、今変わり始める―――という話だったと思います。
「俺は、ここにいたくないんだ。
こんな、息が詰まりそうな場所に。」(早乙女アルト)
- アーティスト: 坂本真綾
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本編感想
先行放送で一度見てはいたんですが、先行放送と大きく違う点が2点あったのでそれについて。
一つ目はシェリル・ノームの描写が増えていた事。
先行放送では「体調が悪くてもインタビューを受けるプロ意識」、「非常事態の対処はプロに任せる役割分担の意識」の二つでした。
今回は更に「エンターテイナーとしてのシェリル・ノーム」の描写、予期しないアクシデントが起こっても、コンサートを成功させようとする「プロ意識」が追加。
「いいからこのまま飛んで!早く!」(シェリル・ノーム)
「よーし!」(早乙女アルト)
「すごいな、あんた…」(早乙女アルト)
シェリル・ノームはアクロバット飛行に対して口を出して傲慢とも思える振る舞いをしていましたが(これも新規追加)、それらも全てコンサートの成功の為に万難を排するとともに、自分に対する絶対の自信と意地の現れだったという事ですね。
二つ目は、早乙女アルトが口にした「やってみるか!」の意味が変わった事。
先行放送では、アクロバット飛行でのアクシデントは発生せず(少なくともその描写は無し)、何事もなく舞台袖に下がるんですが、早乙女アルト自身はシェリル・ノームには興味が無く、プログラムも陳腐でやる気が無かったんですが、その彼をやる気にさせたのが、ランカ・リーとの出会いで、「(ランカの為に)やってみるか!」というニュアンスだったんですが、本放送版では、「目一杯面白くやってみるか!」というニュアンスに変わっているんですよね。
その結果、コンサート中のアクシデントに繋がるワケなんですが、先行放送を見た目では本放送の繋ぎが悪いように感じたので、先行放送でシェリル・ノームの見せ場が少なかった事で「シェリル・ノームの見せ場を増やすように」という命令でもあったんじゃないかと勘繰ってしまいます。
<追記>
なので、この「やってみるか!」の本来の意図は先行版で、「(ランカの為に)やってみるか!」という意図だというのが現時点の私の解釈です。
OP
先行放送では公開されなかったOP・「トライアングラー」が音楽も映像も神過ぎて意識が飛んでしまいました。
あまりまとまっていませんが気付いたメモを上げておきます。
画面左に走るランカ、画面右に歩くシェリル、画面中央で座るアルト
3人の三角関係を立体的に表現
女形のアルトが超絶美形!もしかして登場人物の中で一番美人なのでは!?
ストーリーでやむを得ない状況で女装させられるのが楽しみ。
シェリルが男を連れてたらマズいからとか、ランカのピンチに女装して駆けつけるとか…いかん、ツボだ。
ミハエル(ミシェル)は耳が長いけどゼントラーディの血を引いてるのかな?
↑もの凄く愛らしい蒼い髪の美少女とか怪しげな金髪の美少年とか、怪しげな人に限って耳が長いけど関連性あり?
「痛いよ」とか、「二律背反」のあたりが最高に菅野節で素敵過ぎ。
菅野よう子さん最高です!
キャシー・グラスさんは「超時空要塞マクロス」早瀬未沙のオマージュ?
早瀬さんも序盤はこんな感じでしたよ。ブリッジのオペレーター三人娘といい、初代マクロスをうまくオマージュしてる感じ。
マクロス7ではなまじ前作のキャラが出ていた分オマージュは難しそうだったし。
照準機に映ったランカは青基調の中で目が赤、対してシェリルは赤基調の中で目が青と補色同士で対照的に表現されている
二人には何か関係があるのかな?
- アーティスト: 菅野よう子,中島愛,SMSのみなさん,シェリル・ノーム starring May’n,坂本真綾
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