はてブに求められるマナー

 先日、ネットで久々に罵倒されました。
 事の発端は、とある人力検索に対してはてブにコメントを書いた事。そのコメントが質問主の目に止まったらしく、このような記事からトラックバックを頂きました。(2008 5/20 現在  個人的な事情から向こうへリンクは張りません。)

2008-05-19 じゃあ、お前は理解できてんの?

ゲーデル不完全性定理」を読んで理解出来ないなら諦めてください。これでいいじゃない。

ゲーデル不完全性定理の証明方法が理解できるかどうかと、この質問は関係ねーよ。

その少ない脳みそでもうちょいよく考えろ

 私は自分はバカだと認識しているけど、いくら頭のいい人にでもここまで露骨に罵倒されるとやっぱり傷つきますね。それだけ私のコメントに相手が傷ついたという事なのでしょう。

 私ははてブは書き手に対してレスを要求しないコメント、web拍手みたいなものだと理解していたけど、どうも違うみたいです。

 私は自分が管理するブログのコメントに対しては最低限のマナーは守ってほしいし、自分も最低限のマナーは守ろうと思っています。例えば初めてコメントをくれた人には挨拶をするし、相手にもして欲しいとか。

 ブログというのは飲食店みたいなもので、管理人は記事という料理を並べて、読者はそれを立ち食いしたり、唸りながら味わったりします。でも、或る一定の読者に読んで欲しいと思うなら、食あたりとかを出しちゃいけないワケです。何故なら、食あたりを起こした店(=ブログ)に再び来るのには精神的な抵抗が生まれますから。
 だから店(=ブログ)を維持したいと思うなら、或る程度の品質を維持する必要があり、それはお客様(=読者)に対して誠意を持つという事です。誠意を持って書いた記事だから、こちらからの反応(=レス)を期待しているお客様(=読者)からの意見(=コメント)にも誠意は欲しいのです。
 例えば、「お前の記事はこうあるべきだ!こうしろ!」のような、一方的な価値観の押し付けのコメントにはレスに困りますよね。

 はてブというのは、そういった誠意といった余分なモノを抜きに、記事に対して呟くぐらいの「口コミ」とか「噂話」程度のものだと思ってました。今回は人力検索に対してのコメントでしたが、はてブにはポイントという報酬も、イルカもつけられませんし、人力検索の真下のコメント欄のような目立つトコロでも無いので、私が書いた「ゲーデルの云々〜」というはてブのコメントは、ジョーク程度の気持ちでしたが、質問主にはどうも質問に対する侮辱のようなものと取られてしまったようです。

 自分が何かに対して意見するという事は、他人から意見される事を覚悟していなくてはいけない、それを肝銘して、これからははてブのコメントに限らず「誠意」を持ってマナーを心がけてコメントを書こうと思わせられる出来事でした。

 はてなって怖い。