喰霊第一巻感想〜無軌道なスケベ心が俺を強くする〜

「だってそうだろ
この状況で女の子ひとり残して行けるかよ!!
 
だいたい今この場で
こんな化物が視えるの…
俺しかいね―――じゃんかよ」(弐村剣輔)

 黄泉姐さんこと諫山黄泉さんを目当てに「喰霊-零-」の原作、「喰霊」の第一巻買ってきた。

 弾ける性欲と燃える下心を刀に乗せて、血と暴力、そして歩くお色気供給源の無防備お嬢さんにめくるめきながら生殺しにされつつ、漢のプライドを懸けてその娘を守ったり、自分に腹が立つほどその娘に守られたりとかいうワイルドサイクル―――いや、寧ろ下向きのデッドスパイラル。だってもう逃げられないし。

「逃げなかった…
こういう度胸のある人がいれば…少しは学校も楽しいかもしれないのに」(土宮神楽)

「うぉお逃げたい
でもヒジョーに逃げにくい!!」(弐村剣輔)

 まあ、剣輔君はそのご神楽さんにがっちり捕まえられて逃げようにも逃げられないってゆーか、逃げたくないってゆーか…。
 恋に無自覚な天然少女・神楽さんに心まで捕まえられた哀れなのか羨ましいのか、そんな主人公・弐村剣輔の愛と色気と暴力の日々。

 とりあえず、黄泉姐さんがお元気そうで何よりでした。

 いや、もう死んじゃってるんだけどね。

 黄泉姐さんが大活躍の第三巻までは購入決定急げよ書店!

喰霊 (1) (カドカワコミックスAエース)

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夢の足音がきこえる

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