少年サンデー1号感想
もう自分でも何が何だか分からないけど、とりあえず感想書いてみる。
絶対可憐チルドレン
兵部少佐って、なんだかんだで皆本君に変身する事が多いんですよねぇ。
それが薫を油断させるのに一番手っ取り早いってこともあるんでしょうけど、兵部少佐もどこかで普通人でいたいと思ってるのかなぁ…なんて事を思いました。
でも、ここで、兵部少佐は有り余る性欲を皆本にコスプレすることで発散してるんだよ!な、なんだってー!!というような発想に行かないあたり、私もまだまだですね。
それにしても「カナ」なんて、触れてはいけない話題を…まあ、そんなのを吹き飛ばせるだけの勢いがあると思うことにしましょう。
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2008/10/24
- メディア: DVD
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★★★のスペシャリテ(…だけじゃないけど)
このマンガ見てると、ちょっと前にサンデーで連載していた「見上げてごらん」を思い出します。
これじゃ駄目だな、という種類の感覚を覚えます。
私自身、主人公みたいなクソガキは嫌いですしね。(ドクロ)
個人的な印象として、生意気なクソガキはマンガでは受けないと思います。
ただ、今のサンデーにも、生意気なクソガキが主人公を張っている漫画はたくさんあります。結界師の墨村良守であったり、KING GOLFのプレデターであったり、魔王第二部のの安藤潤也であったり、お坊サンバ!!のチワ丸であったり。最近そんな印象は少ないですけど、MAJORの本田吾郎もそうでした。そういうキャラに人気が無いと言うよりは、むしろかなりの人気を誇っていて、結界師は23巻がもうすぐ発売されますし、MAJORはもうすぐ連載700話を越える長寿作品です。
で、そういうクソガキが主人公でも、漫画を面白くできる条件は、何となくですけど、「単なるクソガキ」ではない一面を見せる事だと思います。では、どうやったら「単なるクソガキ」ではない一面を見せることができるのでしょうか。
結界師の良守君の場合は、ヒロインのお嬢さんを守る為に背伸びしてるんだ、という強烈な理由付けが「単なるクソガキ」ではなく、「一生懸命な子」なんだなと納得させてくれますし、主人公の周りのキャラクターも「何か理由がありそうなキャラクター」に更に肉付けしながらベルトコンベアのように次々に投入していくので見ていてニヤニヤさせてくれます。、
KING GOLFのプレデターの場合は、さすが飛び級的にサンデーで連載するだけあって、「やっぱりプレデターすごい!」と思わせる状況と、それをうまく表現してくれるサブキャラクターであったりとかが、プレデターを「単なるクソガキ」ではなく「ゴルフの王様になる男」というふうに持って行ってくれるので、安心して読んでいられます。
魔王の安藤潤也君の場合は、兄の敵を討とうと一生懸命な淳也君が普通に可愛いのと、第一部で兄を信じる「良い弟」っぷりをたっぷり描写してくれていたので、その背景が「単なるクソガキ」ではない優しさであったり、悲哀を見せてくれるので、かなり好感を持てるキャラに仕上がってます。
お坊サンバ!!のチワ丸は、「単なるクソガキ」ではなく、「生意気さ」をうまく「ボケ」とか「オチ」に昇華している上、「ツッコミ」もみんな手厳しいので、マンガの中のリズムが非情に心地良いです。それに、チワ丸は生意気ではなく、慇懃無礼というヤツですしね。
それらに共通して言えるのは、主人公の周りの人間の言動や、存在自体が、主人公の「生意気さ」を好感度に変換させてくれる…という点です。
で、同じくクソガキが主人公の★★★のスペシャリテの主人公がどうかというと、敬語使いません。生意気です。すごく生意気です。むかつきます。ものすごくむかつきます。私はこういう野郎は大嫌いです。一緒に仕事したくありません。一生懸命にやっていようが、家が貧しいとか、親が病気だとか、そんな事知ったことじゃありません。そもそも「良い笑顔」で笑いません。常に笑い顔が下卑てます。「この野郎、調子こいてるなぁ」という感じのニヤケで、一々神経に障ります。
しかし、神曰く、「悪印象は好印象に変換可能」という真理!古くは、炎の転校生で「ふだん悪い行いのやつは、たまに普通のことをするとよく思われ、ふだんをマジメに通しているとちょっとのミスが命とりになる!この恐るべき人間の心理!」というアレです。
この「泣き落とし」的なギャップメソッドの生かし方がこの作品ではヘボい。
「俺、頑張ってるよ!頑張ってるだろ?オイ!」みたいな価値観のお仕着せはともかくとして、主人公が成功する時は主人公の「写真記憶?」に頼った力業で、驚きとか仲間パワーとか全然無くて盛り上がりに欠けて面白くないし、珍しく主人公が失敗したと思ったら、そのイベントが主人公の上司の好感度を上げる為のエピソードになっていて、「好感度上げるべき人間が違うよ!」だったりとか、そもそも不必要なところで話が諄いのに、「女が長い髪を切るのがどれほど悔しいか」を表現する際にその心情を表現するべきなのに、髪を切ったあとの後ろ姿を書くだけだったりとか、欲しいところを端折ったり、まあとにかく色々間違ってると思います。
主人公の幼なじみのお嬢さんは早々に戦線を離脱して影も形も無いし、金みっちゃんはそもそも主人公を全く理解していないしで、主人公を外から眺める機会はたくさんあるのに、主人公の内面を描くのが殆ど無いから、主人公がいつまで経っても「クソガキ」から格上げされないんだと思います。ただ、「格好良さそうな生き方」を書いてるだけじゃ、駄目なんですよ。ボケにはツッコミ、天才には凡人、エキセントリックな人には常識人。それが無くちゃ、キャラクターが引き立たない。ましてや、料理というマンガでは表現しにくい題材を扱っているんですから、ストーリーの構成能力やバランスは、普通のマンガより多く求められるのです。
ずいぶんとボロクソに言いましたが、サブキャラの動かし方を覚えたらずいぶん変わってくると思うので、頑張って欲しいと思います。
お茶にごす。
ちなみに、船橋君は私の中ではクソガキに入ってません。
彼は寧ろ可愛い部類に属します、はい。
姉崎さんは、ほっとくと大変危なっかしいという事がヤケに描写されてます。
文化祭で姉崎さんがらみで大きなイベントがあるとは思ってますが、果たして何が待っているのか楽しみです。
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オニデレ
「若。大スランプですね…」(ミサコ)
ステキな笑顔のミサコさんにゾクゾクします。(変態的発言)
このギャップがたまらない。
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