亡念のザムド第11話感想&備忘録「襲撃 ザンバニ号」
「甘ったれんな。
自分より大切な命があるんだろ?
本当の強さってのはそういうもんじゃないのか。」(アーム)
おお、うちの第6話の感想で書いた、ザムド世界の「母」が強い理由がそのまま出て来た!すっごく嬉しい!
で、何故「母性」が大きな意味を持つかといえば、「生存本能」に唯一抗えるモノだからなんでしょうね。母ザムドがそのいい例。子供を守る為なら、母親は命だって捨ててしまえる。だから強い。だって、「心の有り様」が無敵だもん。
http://d.hatena.ne.jp/AlfLaylawaLayla/20090517/1242559278
と、まあ一欠片の喜びに小躍りしながらナキアミ万歳な感想第11話。
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本編感想
アキユキ
「飛び移れるか?」(ナキアミ)
「大丈夫。
ナキアミ、色々と、ありがとう!」(アキユキ)
アキユキは前にキセル爺の手伝いで船外作業をした時には怖くてまるで動けなかったのに、今回はザンバニ号からヒトガタ、ヒトガタからビートカヤック、ビートカヤックからまたザンバニ号と、八艘飛びの如き獅子奮迅っぷり(…でもないか)で、成長をアピール。ゆーがっとめーる。
弟・アキユキは兄・雷魚からのメッセージを受け取りました。
紅皮伊舟
「交渉決裂だね。ヤツらはこの船の大事な船員だ。」(紅皮伊舟)
「お前は知っているのか、ザムドがどうして生まれたか。
彼らがこの世に生き立つ意味。」(テシクの少女)
「こっちこそお教え願いたいね。
何故そこまでしてお前達はヤツらを欲しがる。」(紅皮伊舟)
「御霊の声、聞きし者の定めだ。」(テシクの少女)
「定め?」(紅皮伊舟)
「ヒルコの言葉、触れれば貴様も目が開く。」(テシクの少女)
「冗談じゃない。
そんなもんが聞こえるから、バケモンなんかの為に自分の心を石に固めちまったんだ、あの子は!」(紅皮伊舟)
「ふっ、悲しいな。」(テシクの少女)
「それは私の言葉なんだよ!!」(紅皮伊舟)
ユンボとは違う「母」の形。
ユンボは自分を「舵が利かない」と言っていましたが、みんなそう。みんな「行き先」なんて分からない。だから、ユンボは言ったのです。
「だから言ったのよ!
北に入るんだったらもっと安全な航路を見つけてからにしようって!!」(ユンボ)
でも、今のユンボには見つけられない。だってどこだって安全なんかあるワケがない。目的が「ザムド」である以上、ザンバニ号そのものが安全ではない。どこにいても同じ事。だから伊舟は「道」を選ばねばならないのさ。同じ母ちゃんでも立場の違いがあるのさ。
果たしてこの先、ユンボは「道」を見つけられるのか!?まあ、ユンボは展開を作るキャラではなく、展開を体現するタイプのキャラだと思うので、尺的には第二クール中盤辺りかなぁとは思うんですが。
ナキアミ、叫ぶ
さて、ナキアミが助けようとしたヒトガタを、ナキアミと同じテシクの少女を、みんなを守る為に撃ちまくった伊舟。
ナキアミは、母である伊舟に再び向き合えるのか!?
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