そろそろ起きなわ! 〜沖縄語辞典を買いましたよ!〜



 はいさい!
 毎日暑い日がつづいて、どうにかなってしまいそうです。
 あんまり暑いので、特に必要が無い限り自宅でクーラーのある風景に溺れている、那覇方言でいうと、「らららら」な状態のSunithaです。
 昨日、ドカンドカーンと外が騒がしいので、数ヶ月ぶりにベランダに出てみると、夜空に花火が咲いていまいした。
 たーまやー。
 夏休みが始まったばかりの小学生達も、元気フルスロットルの男の子や、涼しげな浴衣姿で何か話題に花を咲かせている女の子、見ていると何とも言えない気分になってきます。  それはそうと、銀輪二号ことストライダ用のスタンド(こちらで買いました。)が届いたので、運動がてら紀伊国屋書店に行ってきました。

  STRAIDA(ストライダ) STRIDA  

 ストライダは、デザインが斬新な事もありますが、折りたたみ自転車のくせになかなかの乗り心地で、しかも、組み立て時間が10秒という驚異的なスグレモノなのでありますが、標準でスタンドがついてなくて、しかも正規品にさえもスタンドが存在しないので、今まで壁に立てかけるという不憫な思いをさせてしまいましたが、注文していたスタンドが届いた事により、その弱点が解決したのです。
 それはともかく、紀伊国屋書店で、プログラム関連、言語関連、マンガとお決まりの順で回っていたのですが、日本語コーナーにこんな本をはっけーん。

沖縄語辞典―那覇方言を中心に (単行本)

 びびりましたよ!  「素人さんが基本語彙とか考えずに、とりあえず語彙だけかき集めて来たんだろうなー。」とか内心では思ってました。
 すんませんでした。
 沖縄方言の研究の世界では、かなり有名な国立国語研究所編「沖縄語辞典」というのがあるのですが、これとの差分を意識して、編集したのだそうです。
 こういう態度は大事ですよ。
 私は、基本語彙が或る程度網羅されていない辞典など、自己満足以外の何者でもなく、「辞典」ではなく、「語彙集」と言うべきだと常々思っているのです。
 それを満たしていないと、「辞典」として供し得ませんからね。
 しかも、素人さんがよく忘れているアクセント表記を、見出し語に振っているのもポイントが高いです。流石は専門家。
 無アクセント地域ならともかく、沖縄方言にはちゃんと独自の高低アクセントがありますから、それをちゃんと発音できないと、ネイティブにしてみれば、偽物以外の何者でもないですから。
 例えば、東京の人にしてみれば、アクセントが自分と著しく違っていることで、すぐに地方出身者とか、外国の人とか分かってしまいますし、京阪神の人にしてみれば、関西に住んだことも無い人が「エセ関西弁」のキャラを作ってると、どうにもイラっと来るあれですよ。

 その違和感の核心はアクセント。
 
 東京なら共通語アクセント、京阪神なら京阪系アクセントが操れたら、言葉に関しては、違和感はかなり無くなります。
 それだけ重要なアクセントなのに、書かない人が多いのです。
 アクセントを書かなくても解釈にはそれほど影響は無いし、ネイティブなら、アクセントを意識しなくても、正しいアクセントで発音してしまうので問題になりにくいのですが、初学者が勉強を志して、いざ喋ってみたら、「あんたのそれ関西弁ちゃうで。」とか、「訛りきついねー。」とか、「うれーうちなーぐちあいびらん。」(私は沖縄語それほど分からないので有名なソースを使いました。)とか言われて、やる気減衰、積み上げてきた勉強に、「アクセント」が欠落していた事にも気付かずにやめてしまうのです。気付いても、一度間違ったアクセントを覚えると、中々直せないのが普通なのです。
 その点で、「辞典」としても白眉な一冊だと思います。
 収録語こそ8000程度と少ないようですが、とりあえず基礎語彙を網羅しているので、残りは潜在アクセントで読むか、他の資料を集めるなりで補えそうです。
 そう、私はちょっとこれで沖縄語を勉強しようかと思ってるのです。
 沖縄語には「係り結び」がある上に、お金が貯まったら沖縄に行こうと思っている者としては、沖縄語は押さえて置きたいところなのですよ。
 今まではアクセント付きの辞典が手に入らなかったので足踏みしてましたが、「こいつとなら、最後まで行ける!」のでありますよ。
 あとはきちんとした音声教材を入手するだけ。急ぐ事も無いので、じっくり探して行こうと思います。  ところで、最初に出した那覇方言の「らららら」は、共通語で「だらだら」って意味なんだそうです。(ドクロっ!)










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