西日本の真ん中で納豆を食べる 〜どこの納豆がおいしいか。〜



  西日本の納豆はまずい。

 とにかくまずい。

 これで金取るのかと思うくらいまずい。



 子供の頃は家は納豆を食べる習慣が無かったのですが、一時期東日本で暮らしていた時に食べて、その味に感動しました。

 

「納豆ってこんなにおいしいものなんだ。」



 で、西日本で適当なメーカーの納豆を買って食べると、



「うげ。」



 まずい。やっぱりまずい。我が家で納豆食べないのも当然だ。

 そこで、スーパーなんかで西日本が製造地の納豆の全種類を食べてみましたが、



「うえっ」



 そもそも、近畿地方では「納豆」といえば「甘納豆」だしね。

 もっとも、旭松食品の「なっとういち」は、味こそ東日本のものに遠く及ばないが、そこそこいける。あとは、大なり小なり。



 思うに、西日本の食卓でそれ程納豆が流行らない――とは言ってもスーパーでは普通に売ってますが――のは、



「納豆を食べる習慣が無い。」

   ↓

「健康に良いと聞いて納豆を食べる。」

   ↓

「西日本で流通している納豆はまずいが健康の為に食べる。」

   ↓

「まずい納豆が流通する。」



 こんな悪循環があるのではと想像してみたりなんぞする。



 私の近所で手に入る納豆でおいしいと思うのは、「くめ納豆」の「丹精」と、「おはよう納豆」シリーズ。

 製造先を見ると、「丹精」は茨城県、「おはよう納豆」は秋田県、どちらも納豆のおいしい地域です。

 水戸納豆と檜山納豆は西日本でも名前は結構知れてるし。

 

 しかし、西日本のど真ん中で秋田県の納豆が手に入るというのは、中々レアじゃないかなと思う。

 仕入れてくれてるマ○クスバリューさんに多謝。