スザクを見くびっていた!侮れん!奴は叩けば叩く程成長するタイプだ! 〜復讐のコードギアス 第二話 覚醒の白き騎士〜
今回の話はルルーシュとスザクの相違点が戦闘を通して描かれてました。
ルルーシュ
「こいつか!俺の作戦を!」
スザク
「お前が指揮官だな!」
ルルーシュ
「たかがパイロットが、よくも!」
C.C.死亡。でも多分ひょっこりと登場すると思うよ?
<追記>
第二話を見返してみたら、最後のクロヴィス殿下の停戦命令に被せて、それとなく親衛隊の屍体だけ残してC.C.の屍体が消えていました。
眉間に銃弾を撃ち込まれて出血多量だったのに、不死身ですか、あなたは!!
・0%の扱い方、ルルーシュの場合
ルルーシュの重視するのは、「合理性・効率性」。それはすなわち、敵も味方もチェスの駒のように扱い、最終目的である相手の司令官を討つという事のみを目指すということ。(レジスタンスを「テロリスト共」と蔑称を使ってますし、ルルーシュは素敵に人でなしです。)
ルルーシュ
「ふふ、識別信号は諸刃の剣だな。それに、テロリスト共が俺の指示に従うのなら、条件はクリアしたも同然。」
レジスタンスを人間では無く駒として、理詰めで勝利に邁進。
ルルーシュ
「ふう、意外と使える。だが、やり遂げる覚悟が必要だ。これは、命を懸けたゲームなんだからな。」
ルルーシュ
「戦闘中に人助けとは。ふん、戦術的勝利なんかいくらでもくれてやる。しかし!」
つまり戦略的勝利、ナイトが幾ら味方のポーンを全滅させようが、結局は相手のキングを取ったもの勝ちってことですね。確かにそうですが、多分そうじゃないんでしょうね。
ところで、ルルーシュがレジスタンスをQ1やR2、Nグループなどと呼んでいましたが、これは、チェスの駒であるクイーン(Queen)、ルーク (Rook)、ナイト(Night)、ポーン(Pawn)の綴りの頭文字を取ったものですね。かなり人で無しではありますが、取り敢えずカレンさんをク イーンとして認識したのは激しく同意です。
ルルーシュ
「Q1、地図は正しいんだな?」
気になるのは、ルルーシュがどうして貨物列車に載っていたのがサザーランドだと知っていたのかという点。これもギアスの力なのでしょうか。
「ギアス」の力の限定条件も判明。つまりは、危険を冒して直接対峙しないと発動出来ないということ。前回のルルーシュの行動原理についての台詞とカチッとはまりました。なるほど。
ルルーシュ(第一話より)
「王様から動かないと、部下がついて来ないだろ?」
印象としては、「ギアス」の力は、ルルーシュの意志に寄生して、本能に近いレベルでルルーシュの行動を誘導しているのではないかと思います。
その為に、ルルーシュの良心の呵責とかいうものを麻痺させているのではないかと。
そもそも、人間の意志を数分支配してしまう「ギアス」の力と同じものがルルーシュにはもっと深くかけられていないとは考えにくいですもの。
・0%の扱い方、スザクの場合
スザクが重視するのは、「人命・人道」。その為にはあらゆる努力を惜しまないし、自分を犠牲にしてでも守ろうとする強い意志を感じます。
スザク
「僕が全てのナイトメアを止めれば、戦いは終わる。何としても、ルルーシュとあの子を助けないと!」
ランスロットは、運用面から他のナイトメアフレームと同じようにスラッシュハーケンの他に重火器も装備しているだろうと思われますが、一度も使わず、たとえ敵でも、ナイトメアのメインカメラの破壊で済ませています。不殺ですね。
一つ心配なのは、スザクが目的の為なら自分の身を顧みないこと。前回は背後から撃たれてましたし、第七世代ナイトメア・ランスロットも操作性の代償に相応の代価を払わなければならなさそう。プラグスーツじみたパイロットスーツや、「コアルミナス相転移(?)」とか言う動力装置も、「拒絶範囲」や「デバイサー」という名称からも、とてもではありませんが人道的なシステムだとは思えません。
第一話でも見せた廻天朱雀蹴りを再現した所から見ると、神経接続タイプでしょうね。
ロイド
「おめでとう!世界で唯一つのナイトメアが君を待っている!乗れば変わるよ。君も。君の世界も。」
セシル
「望もうと、望むまいとね。」(意味深。)
ロイド
「稼働時間に気をつけてねー。いやあ、最高のパーツだな彼。」
おまけにマッドサイエンティストもスザクをパーツ扱い。この人も最高の人でなしです。スザクの危険が危ないです。
・ルルーシュとスザクの対決路線
今回の話は、ルルーシュがほぼ0%の可能性を知略で99%にまで高める姿勢なのに対して、スザクはほぼ0%の可能性に挑戦し、それを切り開いて行く事を姿勢を示していたのではないかと思います。
つまり、ルルーシュが理詰めで築いた完全勝利の局面を土壇場で引き分けにまで持ち込ませるのがスザク。
ルルーシュ
「Q1、地図は正しいんだな?」
カレン
「ああ、旧市街は。しかし、現物も見ずに。」
ルルーシュ
「充分。」
策士策に溺れるという言葉がありますが、ルルーシュは99%確実なら1%を無視してしまうタイプ。
一方スザクは、99%無理でも、諦めずに偶然も運も含めた1%に全ての瞬間を賭けるタイプ。
スザク
「あの、さっきの話ですが、」
セシル
「ありえるけど、可能性はゼロに近いわ。」
スザク
「でも、ゼロではないんですよね?」
ところで、前回の感想で、ルルーシュとスザクの違いを「殆どあり得ない可能性」を「そんなのゼロと同じ」と取るか、「それでもゼロじゃない」と取るかの違いと書いたのですが、まんまの台詞が登場してびっくり。
スザクは「ナイトメアを止めれば」「戦いが終わる」と信じているみたいですね。本物のお人好しです。
スザク
「僕が全てのナイトメアを止めれば、戦いは終わる。何としても、ルルーシュとあの子を助けないと!」
クロヴィス
「誰だ?私は誰と戦っているのだ!?こいつ、まさか藤堂よりも・・・!!」
あと、多分「藤堂さん」はこのへんでルルーシュと対比されるんじゃないかな。つまり、スザクに近い性格で、レジスタンスでのルルーシュの対抗勢力になりそうな予感。
・0%からの脱出、カレンさんの場合
カレン
「お兄ちゃんっっ!!」
カレンさんのこの台詞にグッと来ないと嘘だと思いました。可愛いなあカレンさん。
カレンさんとルルーシュのファーストコンタクトは、「勝利」が念頭に無かったカレンさんにルルーシュが「勝利」を示す形で始まりました。
カレン
「私が囮になるから、扇さんはここの人たちを逃がして!捕まるのは私たちレジスタンスだけで!」
カレン
「誰だ!どうしてこのコードを知っている!」
ルルーシュ
「誰でも良い!勝ちたければ、『私』を信じろ!」
カレン
「勝つ・・・・・・」
これがカレンさんのルルーシュに対する好感度になってしまうんでしょうね。最悪の場合自己犠牲も厭わない性格はスザクと共通するので、スザクと合うと思うんですが。
今回カレンさんも朱雀と同じようにナイトメアに対する攻撃もメインカメラの破壊で済ませてましたが、それだけでなく、スザクとカレンさんは性格的にも境遇的にもよく似ているのではないかと思います。
「困ったときの友達が本当の友達」とは言いますが、逆の立場から言うと、「裏切れない状況になった人間は利用され易い」のです。因みにカレンさんが信じた人間はこんな人。
ルルーシュ
「『俺』を巻き込んだ借りを返して貰おうか。」
ルルーシュ「学ばないとな、実戦の要は人間か。」
カレンさんに助けてもらっても、恩義とか友情とかじゃなく、あくまでKOOL!に、他人を利用する事を検討し始める人でなしなルルーシュが素敵です。けど、ルルーシュは最終的にはきっと、「人間」によって全てを台無しにされるんじゃないかと思います。
私はカレンさんがルルーシュに惚れて利用されないか心配でなりません。最終回寸前までは何とか生きて行けるとは思いますが、どうか死なないで下さい。
・その他
全員死亡フラグが今にも立ちそうです。
男性
「あんたらがブリタニアに逆らうから!」
玉城
「何だと、刃向かう勇気も無いヤツが!」
女性
「何人死んだと思ってるのよ!」
玉城
「うるせえ!こっちだってな、一杯捕まったりやられたり!泣くなー!」(ちなみに彼が一番最初にスザクにやられた人。)
一般市民に銃向ける彼こと玉城氏(公式サイトより)は、なかなか小物ですが、一番最後まで生き延びて最後にルルーシュに一矢報いるんじゃないかと思います。多分トリックスター的な役ではないかと思います。密かにいい人では無いかと思います。
そして第二話で既に死亡が決定したクロヴィス殿下ですが、こちらはC.C.やスザクと違って生き返れそうにはありません。さようなら。カタルシスをありがとうございます。
ルルーシュ
「お久しぶりです兄さん。今は亡きマリアンヌ皇妃が長子、第17位皇位継承者、ルルーシュ ヴィ ブリタニア」
クロヴィス
「ルルーシュ!しかしお前は・・・」
ところで、ルルーシュとシャーリーが使っていたフリーハンドでも使える携帯はいいセンスしていると思いました。メディアミックスかなんかで発売してくれないかなぁ。
「ああーーっ!なんでいつも一方的にぃ!」
それとスク水ナイス!古き良き日本の伝統を生かすブリタニアと皇帝陛下に敬礼!(台無し。)
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