コードギアス反逆のルルーシュ
今回のテーマは「交錯」。コードギアスのテーマの一つに「相互理解」があると思います。ただそれは、まだ誰も到達出来ていないからであって、バトレーさんが「せめて会話が可能な状態なら良かったんだが。」と言っていましたけど、ジェレミアさん以外、ルル…
「秘密の暴露」によってスザクの怒りが、民衆の差別感情が爆発、対立が不可避になり、ギアスが「願い」によって破られる事が明らかになった事で、ギアスに打ち克つ事が「反逆」を意味する事が示されました。 夏までは長過ぎですよ監督・・・・・・。 ・世界は秘密…
今回は「名前」という名の「差別」がキーワード。 最悪のシナリオの発動によって「差別」がナナリー達に暗い影を投げ掛け、ルルーシュ・ランペルージとしてのルルーシュの居場所を奪い、、ゼロとしてのルルーシュの立場すらも危うくしていきます。 ・最悪の…
それぞれの陣営の結束が描写され、全てがうまく動き始めた矢先に、ユーフェミアの特区設立宣言で、一挙に陣営に亀裂が生じて混沌の中へ。 秘匿されていた秘密の露見を仄めかしながら、いよいよ物語も終盤めいてきました。 ・シャッフル 学園祭の中で、今まで…
スザクとユーフェミア、互いに自分を許せない為にすれ違いながらも、 「大好き」だと肯定され、「生きていて!」と望まれる事で、「過程」偏重の 硬直した思考から脱却、スザク自身と、そしてゼロと和解する事が出来ました。 この瞬間を半年間ずっと待ってい…
今週は、ルルーシュとユーフェミア様、スザクとカレンさんが邂逅。 会話を重ねる中で、ギアスの影響で変わり始めたスザクを初めとして、4人がそれぞれの進む道を選び始めたのが印象的でした。 ユーフェミア 「星は変わりませんね、あの頃の儘。昔、みんなで…
スザクに変化の兆しが。 ゼロに「結果」の面から肯定と否定の揺さぶりを掛けられ、「理想」を共有するユーフェミア様はスザクに聞こえない所でひっそりと「理想」の為に生き残れと叫びます。 スザクの傷を抉る最初の一撃目はゼロ、第二撃目はユーフェミア様…
今回は、ルルーシュの原点、「ナナリーの為に世界を壊す」為に一致していた筈の「目的」と「手段」の矛盾、「目的」の側の人間、ルルーシュが守るべき存在だった筈のスザクと、「手段」側の障碍である白兜によって矛盾してしまった事までを、時系列に拘らず…
スザクが藤堂さんに信念を肯定され、ユーフェミアの騎士となり、スザクが精神的にも、地位的にも一歩上の水準へ。 それと対比的に藤堂さんが「奇跡」という桎梏をふっ切って黒の騎士に。 ルルーシュが中華連邦を利用しての大規模作戦を計画している中、ナナ…
終にゼロとスザクが和解する伏線が張られ、その前段階として、スザクの、或る種独善的な精神と、その原因に対してスザク自身が向き合う伏線も敷設。 黒の騎士団が大規模行動の為の準備を進め、死亡フラグの連発でコーネリア様の命が風前の灯火的になる中で、…
今回の肝腎は、断片的に回想された11年前のC.C.とマオとの関係性と、現在のC.C.とルルーシュの関係性との対比だと思われます。 C.C.は恐らく、孤児だったマオに力を与え、「自分」の「願い」というものを叶えて貰うとしたのに、マオの能力が最…
シャーリーと決別――守る為に、生徒会から去る事で、事実上「ランペルージ」という名の繋がりを自ら捨てたルルーシュと、その姿に嘗ての自分を重 ねつつも否定するC.C.、情と罪の意識の間で葛藤するシャーリー、それら全てを嘲笑うマオが登場し、全てを失…
今回は、「修羅」となる事を「覚悟」したルルーシュとカレン、軍務に従事する中で、信念に「矛盾」が見え隠れするスザク、全体の「願い」を優先して自身の「願い」からかけ離れていくC.C.と、個人と組織の狭間で揺れる主要人物達が印象的でした。 また、…
今回は、「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア」、「ルルーシュ・ランペルージ」、「ゼロ」としての三面性がそれぞれ矛盾し始め、相克する話でした。 ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアとして桐原に接触して「キョウト」からの信頼を勝ち取り、ゼロとしては黒の騎士団…
今回は、C.C.の偽りの「願い」と本当の「願い」が垣間見えたり、盤石の信念を持っていると思われていたスザクが実は仮面を被っていたり、ルルーシュのC.C.に対する感情が変化したりと、主役の三人の感情描写が秀逸でした。 また、ランスロットと紅蓮…
今回は、「軍、人、国」を手に入れ、ブリタニアに対抗する力を手に入れたものの、コーネリアとの闘争を通して皇位争奪に知らず踏み込んでいる(かもしれない)ルルーシュが印象的でした。 ゼロの覚悟を決めた発言によって、玉城でさえもゼロを認め、はっきりと…
「世界を変える」という「願い」の為に、「正義の味方」になる事を決意して、「過去」ではなく、「現在」、そして「未来」へと目を向け始めたカレンさんと、「現在」から目を反らして「過去」に耽らせる「リフレイン」に溺れていく日本人達が対照的でした。 …
今回は完全なルルーシュ視点による回想でした。 ルルーシュの精神を形成した、母マリアンヌの死と、妹ナナリーの負傷、そして父帝の「お前は生きた事は一度も無いのだ!」という発言から、「僕は、スザク、僕は・・・・・・、ブリタニアを・・・ぶっ壊す!」までが纏…
偽りの「正義の味方」であるルルーシュが人質を「救う」ことに成功した一方で、本当の「正義の味方」であるはずのスザクが人質を「救う」ことが出来なかったのが暗示的でした。 奇策を用いてエリア11のブリタニア人とイレブンの支持を手に入れ始めたルルーシ…
今回は、冒頭で示された「人間の価値」についてのブリタニア皇帝の思想に捕らわれて闘争を繰り広げるルルーシュとコーネリア、そして、それに疑問を持つユーフェミアが印象的でした。 後半はルルーシュのコーネリアの力関係が明白に示されて、ルルーシュとコ…
今回はスザクに対する「差別」の描写と、解消の暗示がされていました。 序盤はシリアスパート、スザクに対しての差別を描写し、中盤はコメディーパート、ルルーシュが発端となって騒動が起き、終盤は、スザクが手を差し伸べて、ルルーシュの手を繋いだのが、…
今回は単なる「共犯者」という否定的な関係のルルーシュとC.C.、「これ以上みんなが大切な人を失わなくても済む世界」を目指して肯定的な信頼関係を築き始めたスザクとユーフェミアが印象的でした。 ユーフェミア 「これ以上みんなが大切な人を失わなく…
今回は、先回背景が提示されたルルーシュの「正義」に対して、スザクが「正義」を提示。二人の道は分かたれたようで、実は物語の構造的には相互に影響し合っているという構成がナイスです。 スザク 「そうかも知れない。でも!だから僕は、価値の有る国に変…
前半はルルーシュの「反逆」の理由、動機、背景に絡めて、ルルーシュの人間的な面であるナナリーとの生活とシャーリー達との学園生活、更に後半からはカレンさんがルルーシュの正体に迫る高度な駆け引き、前回とは違って人間相手の心理戦を展開して、カレン…
今回の話はルルーシュとスザクの相違点が戦闘を通して描かれてました。 ルルーシュ 「こいつか!俺の作戦を!」 スザク 「お前が指揮官だな!」 ルルーシュ 「たかがパイロットが、よくも!」 C.C.死亡。でも多分ひょっこりと登場すると思うよ? 第二話…
「若者はいいな。時間がたっぷりある。後悔する時間が。」 チェスで呑気に遊んでるテメエに言われたかないわボケ。という突っ込みはともかく、冒頭の如何にもな門閥貴族の台詞ですが、密かに良いこと言ってやしないかと思いました。もう登場することも無いで…