AIRを観てます。



 「みちるはね,みちるって言うの」

「みちる・・・、とってもいいお名前ね。」
 Kanonを遅ればせながら視聴。その勢いで以ってTV版AIRを観てみました。



 私、2005年は色々あって、殆どアニメを観れなかった年だったんですが、年が代わってからも、日参してるブログや、色んな所で目にする機会自体はあっ たんですが、絵柄がちょっと苦手だったのと、SUMMER編のパッケージから前世モノだと推察されてしまって引いてしまっていたんですね。

 壁を、「前世なんて、ご都合主義だろ」って壁を作ってしまっていました。

 実を言うと、私、前世モノにあまりいい思い出が無かったんです。前世からの因縁だって、主人公とヒロインの関係を補強するっていうのが好きじゃなかったんです。

 大体、前世がどうとかいう事じゃなくて、「今」、「この瞬間」に出会えたから好きなんじゃないの?ってずっと思っていた。

 でも、これは凄い。ゴメン。これ凄すぎます。原作のプレイも視野に入れようかと本気で思いました。

 「夏」という、純粋でいられる、純粋でいられた「束の間の時間」に、色んな人の思いが仮託されて、積み重なった思いが夢見た「夢」が「空」へと昇華されていく。綺麗で不器用で、美しくて残酷で、優しくて悲しい話。

 千年の時を生まれ変わる度に傷つく少女と、千年の時の中で何度も少女を救えなくて、それでも諦めずに受け継がれてきた「想い」が結実したラストは悲しかったけど、これはファンとして(とは言っても随分新参者ですが。)、受け止めなきゃいけないラストだろうと思いました。

 時間が取れたらちゃんとした感想も書きたいなぁ。