表現できたよ…僕のハートを!究極の怒りを! …表現できたよォ〜。万雷の拍手をおくれ、世の中のボケども。 コードギアス第15話感想 〜喝采のマオ〜
今回の肝腎は、断片的に回想された11年前のC.C.とマオとの関係性と、現在のC.C.とルルーシュの関係性との対比だと思われます。
C.C.は恐らく、孤児だったマオに力を与え、「自分」の「願い」というものを叶えて貰うとしたのに、マオの能力が最初からマオには制御出来ないものだった為に、マオと閉じた世界に生きざるを得なくなり、マオがC.C.に依存する性格を形成してしまう事になりました。
そして、それが原因となり、C.C.は、利己的な理由の為に利用してしまったマオに対する罪悪感、情から、殺さずにマオから去ったものと思われます。
ルルーシュは、マオの元から去るのならば、力を奪うか、殺せと言っていましたが、ルルーシュから去る時にそれをしなかったのは、偏にC.C.の持つ人間の情の為だったという事ですね。
今回の話では、ルルーシュとマオは、一旦C.C.から契約を破棄されるのですが、それをどの様な「過程」を経て関係性を修復しようとするのかが重要なのでしょう。
それにしても、ルルーシュが「過程」かぁ・・・。
・契約破棄
ルルーシュはマオの存在によってギアスの危険性を知り、C.C.の甘さに憤って信用出来なくなってしまい、一方C.C.は、自分一人でマオを探そうとします。
ルルーシュ
「お前は卑劣だ!」
C.C.
「マオに関しては別行動を取るべきだろうな。」
しかし、マオを探す為には、二人の協力が不可欠なわけで、互いに必要に迫られて利用し合おうとするわけです。
リフレインの売人
「じゃあ、黒の騎士団に頼みな。 裏ルートなら租界もゲットーも、今はあそこが一番強い。」
井上
「はい、申し訳ありませんゼロ、マオという男は未だ――」
そして、マオからの電話を承けて、C.C.はルルーシュに対して契約を破棄するに至り、ルルーシュとC.C.の関係性が0に戻されるわけです。
C.C.
「喜べルルーシュ、私とお前はこれでお別れだ。」「何を今更。私はお前と仲間だったつもりは無い。ただの共犯者だ。」
・関係修復の方法・マオの場合
思考を読む事が出来る為に、C.C.の思考を読めない反動で、全てを自分の都合のいいように解釈するマオ。
C.C.
「使ううちに、ギアスはその力を増していく。克服出来ない者は、自らの力そのものに飲み込まれていく。」
つまりは、マオはギアスに飲み込まれた人間なのです。
そしてその結果、C.C.に歪んだ愛情と憎悪を抱くようになり、脅迫、四肢の切断による独占という犯罪じみた、というか犯罪行為によってC.C.との関係を修復しようとします。
結局、マオは死亡してしまいましたが、コードギアスの前科を考えると、ルルーシュに都合の悪い人物が、こんなに簡単に排除出来るはずはありません。
恐らく、スケジュールを考えると、マオの行動による影響で、ルルーシュの正体が再び曝される事になりそうな気がします。
マオの存在が複数のギアス能力者の存在を暗示しているのだとすれば、もう一度ギアス能力者が登場するんじゃないかと思います。
満を持しての登場、ジェレミアさんかシュナイゼルかなぁ。
でも、マオの存在は、「覗き魔王マオ」の名前と共に、私の記憶に刻んでおきたいと思います。アーメンナンマンダー。
さらば、変質者!地獄に堕ちろ!(邪悪)
・関係修復の方法・ルルーシュの場合
C.C.の行動が、自分を守る為の選択だった事を知り、前回のC.C.自身の台詞、「本当に失いたくないモノは、遠ざけておくものだ。」の通り、ルルーシュを守って、全てを一人で背負い込もうとするC.C.が放っておけなくなってしまう見事なツンデレ、ルルーシュ。
ルルーシュ
「全く、勝手に戻ってきたり出て行ったり、一方的な女は理解しづらいな。
バカが!」
ツンツン。
ルルーシュ
「俺はC.C.のすべてを手に入れた。
お前が見たことのない部分も含めて。」
「C.C.は、この俺のものだ。
C.C.は俺のものなんだよ、マオ。」
デレデレ。
そしてルルーシュの選択は、マオのように、C.C.が与えたギアスの力に飲み込まれないと言い、C.C.と双方の契約を提示して、C.C.に一人で背負い込むなと、「仲間」だからと居場所を作ったんですよ。
でも、多分ルルーシュは飲み込まれるよ。(ドクロ)
ルルーシュ
「C.C.、俺はギアスに負けたりはしない。この力を支配して使いこなしてみせる。この世界を変えてみせる。俺の「願い」もお前の「願い」もまとめて叶えてみせる。ヤツに果たせなかった「願い」を、俺は実現してやる。だから―――」
「契約だ。今度は、俺からお前への。」
・伏線色々
ナナリー
「お兄様にそこまで言わせるなんて、どんな方でしょう。シュナイゼル兄様以来じゃないですか?」
多分、ルルーシュにとって、シュナイゼルはチェスで、まともな勝負が出来る存在だったと思われます。
知略でルルーシュと匹敵する存在、シュナイゼルの存在をアピール。
セシル
「伯爵閣下ならお出来になるんじゃありません?」
ロイドさん伯爵かぁ。やっぱり大物だわこの人。
で、ユーフェミアとの謁見フラグ成立。
シュナイゼルとの面識もあるくらいだし、ユーフェミア殿下も騎士の話を通すなら、一度は会っておかないとね。
ミレイ
「ルルーシュ、私またお見合い。今度は逃げられないかも。ねえ、どうすればいっかなぁ?」「私も見習おっかなぁ。あんたの行動力。」
そう、会長さんはそうなんだね。
リヴァルは残念。
で、ミレイさんお見合いかぁ。現時点で権力・財力を持っている男性キャラと言えば、ブリタニア皇帝とシュナイゼル、NACのメンバーくらいですが、さすがに老齢の皆さんではミレイさんが可愛そうなので、シュナイゼルかな。
あと、シャーリーが笑顔で良かったよ。
医者
「あなた、無意識のうちにお父さんと自分を比較してない?」
とうとう言葉に出されてしまいました。
近々、スザクのトラウマが白日の下に曝されると思われます。
あと、ブリタニア人と日本人で枢木ゲンブ氏の評価が全く違う事が気になります。
医者
「枢木ゲンブ、元日本国首相、立派な方だったそうね。」
千葉
「徹底抗戦を唱えていたのに、真っ先に自決した売国奴。」
ブリタニア軍人
「潜伏中の藤堂を発見。各班、確保準備。」
藤堂さん捕まっちゃいました。ダメじゃん!
日本解放戦線自体が壊滅してしまいましたから、しょうがないのかも知れません。
ルルーシュ
「読ませて貰ったよ。黒の騎士団の再編案。」
働いていない幹部連中は、首筋が寒くなっているんじゃないかと思います。
ヴィレッタ
「とりあえず、いい人に拾って貰ったみたい。」
ヴィレッタさんが!
普通に可愛くなってる!
いい人だったら、病院に連れて行くと思います!
女を素っ裸にひんむいた男がする事なんて一つですから!欺されないで下さい!
くっ・・・・・・、こんなヴィレッタさんなんか、もう・・・・・・、最高!(ダメ)
お持ち帰りっ!インプリンティング!刷り込み!お着替え!裸!(うるさいよ)
「鶴の恩返し」に始まり、「メイド」に終着する日本精神の体現!扇さん、あなた最高です!
・クロヴィスランド
クロヴィス、結構ファンシーな趣味です。
私も、千葉の齧歯類よりは、赤薔薇のクロヴィスの方が好きになれそうです。(ドクロ)
クロヴィスって、ブリタニア皇家で、ナナリーと並んで、男性キャラでは唯一まともな人間関係を築けるキャラだったのかも。
他のは、超人親父、腹黒第17皇子、ドス黒第2皇子、陰険第二皇女、不思議ちゃん第三皇女と、ろくでもないのばっかりだものなぁ。
どいつもこいつも、アブナすぎて、お近づきにはなりたくないです。(笑)
それにしても、なんで、モザイクカケラのEDで、クロヴィスが出てこないかなぁ。
最初のルルーシュとマリアンヌ、ナナリーの絵は、クロヴィスが絵にしていた場面なので、クロヴィスが出てきてもおかしくはないんだけど。
ま、その辺は、DVDの映像特典で補完かな?
皆さん、DVD買いました?
第一巻の映像特典に色々度肝を抜かれた人〜(はい!)
あと、今週はちょっと忙しいので、感想は簡便に済ませときます。
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- 発売日: 2007/02/23
- メディア: DVD
- 購入: 1人 クリック: 31回
- この商品を含むブログ (135件) を見る