みんなの力になりたいの! Yes!プリキュア5第6話感想 〜プリキュア5全員集合!〜



 今週は優等生の仮面をかなぐり捨てて水無月先輩がキュアアクアに変身です。

ブンビー
「もう!きっと五人くらいいるんだと思ってたよ!」

 この調子で毎話プリキュアさんが増えたらそれはそれで面白い。

プリキュアさん 「希望の力と、未来の光、 華麗に羽ばたく五つの心!掛ける10!!」

ブンビー
「もう!きっと50人くらいいるんだと思ってたよ!」

 そして続々登場するプリキュアさん達。

キュアイーグレット
「煌めく銀の翼、キュアイーグレット!」

シャイニールミナス
「輝く生命、シャイニールミナス!」

 そしていつのまにか背景化していく夏木さん。
 新キャラに台詞を奪われて、祇園精舎の鐘の音が虚しく響き渡ります。

 そんな展開にはならない、叶わない夢に涙しつつ前回のあらすじから始めましょう。


 
 五人目のプリキュアを探そうとするプリキュアさん4人ですが、夢原さんの鶴の一声で、麗しの水無月先輩に白羽の矢が。
 夢原さん至上主義の春日野さんは基本的にイエス
 面白ければそれでいい秋本先輩は、弄り甲斐のある親友を引き込む事は大賛成、満面の笑みで承諾。
 情熱の夏木さんはと言えば・・・・・・、誰も話を聞いてくれません。
 元々、親友の夢原さんは人の話を聞かない娘ですし、はじける春日野さんには、夢原さんに近しいと嫌われ、怒りの秋本先輩には余裕で無視されてます。

 ハブられてます。
 結局水無月先輩は変身出来ず、ピンキーも奪われてしまいました。

 これで夏木さんの意見の正しさが証明された筈でしたが、相も変わらず水無月先輩をプリキュアにしようとする夢原さん、それに全力でイエスの春日野さん、「恥ずかしがってプリキュアにならないなんて、ホントに弄り甲斐があるんだからっ!」と妄想を巡らす秋本先輩。
 他のプリキュアさんも、小さなお友達も、大きなお友達も、みんなが水無月先輩の味方なのです。
 そんな趨勢の中、水無月先輩をプリキュアにしようとする気運は否が応でも高まっていきますが、情熱の夏木さんだけは違いました。

情熱の夏木さん
「けど、変身出来なかったんだからさ、諦めて他の人探した方が。」

夢原さん&春日野さん&秋本先輩
「・・・・・・・・・。」

 サイレント・マジョリティーを把握しない娘、夏木りんさん。

 いつまでも、有ると思うな人気と仕事。

 紅キュアさんが戦闘不能の大怪我を負えば、プリキュアは別の娘に移るに違い有りません。
 戦闘中、レモネードフラッシュを背中から浴び、ミントプロテクションの中には入れて貰えず、それでも気付かない情熱の夏木さん。

春日野さん
「てへっ。」

秋本先輩
「にっこり。」

 大怪我でもダメなら亡き者にしようと企む二人の思惑など知る由もありません。

水無月先輩
「私はあなた達の力にはなれないの、ほっておいて!」

情熱の夏木さん
「そんな言い方しなくたっていいじゃない。」

 傷心痛々しい水無月先輩になおも噛み付く夏木さん。
 仲間内だけでなく、全国のお友達を敵に回したら、たとえ第二期があっても、空気に格下げは確定事項です。
 空気になりたくなかったら、もう少し人の気持ちも考えましょう。

水無月先輩
「貴方は黙ってて。」
 それでも優しい水無月先輩は、夏木さんに年長者のアドバイス
 夏木さんはもう少し黙って空気になった方が良いのです。(あれ?)
 
ココ
「本当になりたいと願わなければ、プリキュアにはなれない。」
情熱の夏木さん
「じゃあ、水無月先輩はプリキュアになろうと思わなかったワケだ。」
 とことん空気の読めない娘です。
 夢原さんは話を聞かないし、他の二人は夏木さんの抹殺計画を進める中で、味方になってくれるのは水無月先輩だけだというのに、自ら隊内での孤立を深めて、粛正の日をテンポ良く縮めていく夏木さんです。

 しかし諦めない夢原さん、水無月先輩を捕まえて籠絡を開始します。
 案の定デレる水無月先輩。

 しかし、そこに登場したのはブンビーさん、ピンキーをコワイナーにしてドリームコレットを奪いに来ました。
 ピンキーが脈絡も無く登場するというクレームはあったでしょうが、敢えて敵として化け物化させて物語に絡ませる辺りにスタッフの半ばヤケクソとも言える克己心と、タダならぬ意気込みを感じます。

 何かが壊れていくのを感じますが、それは既成概念の殻だと信じて生きていきましょう。

 幹部のブンビーさんも、蜂の姿に変身して、自慢のニードルガンを撃ちまくります。
 しかし、流血は幼児番組では御法度中の御法度、ガイドラインという見えない力に阻まれて一発も当たりません。
 幼児番組の戦いのルールを分かっていないブンビーさんの明日はそう長くないと思いました。

 しかし、コワイナー化した我らのマスコット、ピンキーは大活躍、子供達の夢ごと、学校を破壊してプリキュアさんを苦しめながら、次第に4人を追いつめていきます。
 それを見ていられなくなった水無月先輩は、ブンビーとコワイナー化したピンキーの前に立ち塞がります。

水無月先輩
「それに、みんなといると、とっても楽しいの!プリキュアになれなくても、みんなと一緒にいたい、みんなの力になりたいの!」

 敵の脅威の前で、完璧な生徒という自分の殻を捨て、無力でも仲間を助けたいという水無月先輩の前に青の蝶が飛来、水キュアさんに変身です。

水無月先輩
「知性の青き泉、キュアアクア!」

 麗しのお姉様、水無月先輩が水キュアさんに。
 五人揃って決め台詞発動です。

プリキュアさん
「希望の力と、未来の光、華麗に羽ばたく五つの心!」

 予定外の敵の出現に焦るブンビーさん。
 先回蝶が飛んできた辺りで、5人いることに気付かない辺りにブンビーさんの限界を感じました。

皆好き先輩
「あれを見て!あの仮面を取り外せば、元のピンキーに戻るんじゃない!?」

 早速知性を披露する水無月先輩。

「そっか、なるほど。」

 それにしても、4回も戦ってもそれに気付かなかったのなら、やっぱりこのチームには知性が決定的に足りないようです。

皆好き先輩
「岩をも砕く、乙女の激流、プリキュア・アクアストリーム!」
 水無月先輩の凛々しい勇姿、華々しい活躍で無事コワイナー化したピンキーの仮面を破壊、無事にピンキーが元に戻りました。
 思うに、プリキュアさんに仮面を被せてコワイナー化させてしまえば、最強のブンビーができるんじゃないでしょうか?
 となると、一番攻撃力の高い情熱の夏木さんが狙われそうです。

 試しにシミュレーションしてみました。

コワイナー化した夏木さん
「わ、私に構わず攻撃して!みんなを傷つけたくないの!お願い!!」
春日野さん&秋本先輩&水無月先輩
「「「分かったわ!新しいルージュは私達が探すから!!」」」
 ドンドンバババンどかーん。

 やばい、夏木さんが死にそうです。

水無月先輩
「あの、いつ日本に帰ってこられるのかなって思って。」

 無理する事をやめて、ありのままの自分でいることを選んだ水無月さんが可愛いので、来週も楽しみにしようと思います。