春日野うらら、司会デビュー決定しましたー!!  Yes!プリキュア5第12話感想 〜うららのステージを守れ!〜



 今回は、「夢」を支える人達の「努力の尊さ」を描いていました。
 今回の視聴者の視点の設定が興味深いです。
 「中の人」の病欠とか、「夢の舞台裏」を描いて、「こ、子供達の夢を壊しちゃっていいの!?」と、「ショー」「フィクション」と、子供達が認識しかねない描写を描いた上で、ギリンマさんの乱入に始まるアクシデントから、「ショー」「ノンフィクション」という子供達の認識を再びひっくり返すという、味わい深い視聴ができる一話。
 つまりは、プリキュア「ノンフィクション」だと思ってる、とっても小さなお友達は、そんな事考えずに楽しめるし、プリキュア「フィクション」だと疑い初めても、素直に楽しめる小さなお友達は、そういうメタ的表現も含めて楽しめるし、私のような大きなお友達も、「営業をしなきゃ売れない」とか、旧シリーズのような迷彩空間の暗黙のルールや、精霊の守りも無い状態では、春日野さんの咄嗟の機転や、ナッツのエロ光線のような積極的に働きかける逞しさが必要で、「強くなれ!可愛いだけじゃもうダメなの!」という主張に溢れ、反面教師である、某美翔さんを思い浮かべながら楽しめるという奥深さ。

 やってくれますプリキュア5!

 あ、美翔さん達が死んだ目をしてる。
 最後に残ったステージまで夢原さんに奪われて、動けない。 まるで屍のようだ。









 

待ってるだけじゃダメ!自分の道は自分で見つけるのよ!
春日野さん
春日野うらら、司会デビュー決定しましたー!!」

 おお、はじけてる、はじけてる。

 春日野さんは、鷲雄さんの地道な営業活動という「努力」を知っていて、それを背負ってるからこそ、それに答えようと頑張ってるワケです。

春日野さん
「みんなー、こんにっちわー!!」

 春日野さんを一流の女優にしようと、人から見ればみっともなく見えなくもない姿で頑張る鷲雄さん。
 人の為にみっともないとかはそっちのけにして頑張れる人は、「夢」を肯定する作中善のキャラ。
 小さなお友達と一緒に見てるお父さんやお母さんも共感してる事間違いなし。
 子供だけでなく、父母にも訴えかけるスタッフの気配りが凄い。

 ショーの主役を貰えて張り切るうららですが、急にウサギ役の子が急病で来れなくなってしまいます。
 でも大丈夫、生身を曝す主役の春日野さんさえいればなんとかなります。代役の子さえ見つければ―――

監督
「うさぎは主役だし。」

 ガ━Σ(゚Д゚;)━ン ギ━Σ(゚Д゚||;)━ン グ━(。□。;)━ン ゲ━∑(゚□゚;)━ン ゴ━Σ( ̄ロ ̄lll)━ン

 やっぱり春日野さんもいらない子なのですか・・・・・・。

 しかしそこに我らが夢原さんが登場、うさ子ちゃん役を買って出てくれました。

 夢原さんの熱意と、スタッフの皆さんに支えられて、夢原さんを代役にショーを挙行する事を決定ー!!

監督
「よし、やるか、やろう!!
楽しみにしてくれてるみんなの為にも!」


 そしてリハーサル、ウサ子ちゃん役の夢原さんですが、案の定ガチガチに緊張して、どうしようもありません。

 一同に後悔の旋律が流れます。

 や め と き ゃ 良 か っ た 。

 みんな諦めモードに入ったのか、擦った揉んだの末に本番に雪崩れ込み。

 何があったのスタッフさん。

 しかし、幸か不幸か、ギリンマさんがドリームコレットを狙って登場、勢い余って舞台の前に出てしまう赤青緑のプリキュアさん達。
 どこかに隠れて変身してから上がればいいのに。
 知性のプリキュアさんまでいらっしゃるのに、なんて迂闊。

 しかし、そこは女優志望のはじける黄色のプリキュアさん、素晴らしい機転でみんなの視点を一瞬上方へ。

春日野さん
「みんなー大変!
森にお化けが出ちゃった!
あ!上を見て!」


 その意図を掴んでいち早く反応する水無月先輩、流石です。

水無月先輩
「客席に向けて照明、お願いします!」

 そして、その隙に5人は変身。
 そして、やいのやいので戦闘後、増子さんに写真を撮られるも、ナッツのエロ光線で何も無かった事に。

 翌日のサンク・ルミエール通信は、あろう事か編集長が自分の事を書いてしまいました。

力的に活躍するうららちゃん」

 おまけに、漢字の使い方までダメになってやがります。
 まあ、「勢い」が黄色のプリキュアさんの持ち味なののは強ち間違ってもいないか・・・。

 来週は「りんちゃんの部活決定ーっ!」です。

 ダブルブッキングはいけないと思うな。

 というか、夏木さんは華道部とか、文化部の方が合ってるんじゃないかと思いました。