のぞみのお母さんが危ない！ Ｙｅｓ！プリキュア５第15話感想 〜ハッスルのぞみのお手伝い〜
今日は 「母の日」。お母さんのスゴさを再確認するよりも、お母さんも昔は苦手だったんだよと、等身大に持ってきた上で、「誰かの為に何かをしようとする気持ち」の尊さを描いたお話。変にお母さん達を持ち上げない所、スタッフ様達に感心しました。
しかし、この話の為に出番がずらされた秋本先輩、自分が主役の話が省かれていつ怒りを爆発されるかと、ワクワクして見守っていたこちらの身にもなってほしいよね！
でも、五人のローテーションは成るべくして平等ではないのですが、その不平等具合にハラハラするというのは、「ふたりはプリキュア」時代には無かった事なので、これはこれで戦略なのかも知れないです。
うわ、秋本先輩が東映さんの方向をメッチャ睨んでる。株価もヤケに上がっちゃったので、五人体制を賞賛せずにはいられないです。
うわ、美翔さんがお空を瞳に映してる。そんな事しても、突き付けられた現実は覆らないのに。
さて、必殺技すら奪われた美翔さんを暖かく見守りつつ、今回の敵はガマオ君というよりも、夢原さん自身なのです。
夏木さん
「のぞみのお母さんが危ない！」
春日野さん
「のぞみさんのお母さんを助けなくちゃ！」
終始「お母さんに卵入りのお粥を食べさせなくちゃ！」と、看病する為に戦う夢原さんと、その夢原さんの看護を阻止して夢原さんのお母さんを救う為に戦う他の４人の意識の意識のギャップが面白すぎです。
夢原さん
「早くお母さんのトコに帰らないといけないんだから！（お母さんを看病しなくちゃ！）」
他四人
「うん！(早く帰らないと、夢原さんのお母さんがミザリー状態に！)」
開始早々夏木さんと夏木さんのお母さんが登場。学業に、部活に、プリキュアに、おまけにお店のお手伝いに、更には小さな弟妹の面倒まで見てるしっかり者の夏木さん。日増しに夏木さんの株が上がっていく。頑張れ苦労人。
一方の夢原さんは、夏木さんと違って惰眠を貪るドリーマー。
夢原さん
「大きなクリームパン、いただきま〜す。ん〜チュックチュチュイ。」
・・・ ダ メ だ こ り ゃ 。
作中に出てきた時計を見ると、大体１０時２０分前後ですが、美容室の時計は屡々左右反転していますから、もしかしたら２時４０分前後かもしれません。
どっちにしても寝過ぎです。
そんなダレきった夢原さんの枕元にはナッツ謹製のピンキーキャッチュの収納箱。スタッフの販促魂は並じゃない。
春日野さん
「ピンキーをキャッチしちゃいましたー。」
最早挨拶代わりの「ピンキーキャッチュ」。尺上キャッチ場面はカットしても、セリフで存在感をアピール。最早、話とは全然関係無い所で回ってます。きっと、「昨日は２匹キャッチしちゃったー。」とか、「私がキャッチしたのはレアピンキーよ？」とかいう日常が繰り広げられているに違いない。これなら５５匹もあっという間です。
きっとナイトメアでも流行ってるに違いない。
ブンビーさん
「昨日、私も２匹集めましたよ！」
カワリーノさん
「あなたが集めたのは、フラッピとチョッピ、ニセモノですよ？ちゃんとピンキーキャッチュを買って集めないと、査定に響きますよ。」
ブンビーさん
「（ガーン！）」
プリキュアさん５人の名前と顔が一致しない世のお父さんお母さんよろしく、ピンキーと謎生物の区別が付かないブンビーさん達。やっぱりピンキーキャッチュは買わなきゃダメなのでしょう。
世の中って、やっぱり厳しい。
さて、物語の開始段階では、夢原さんは夏木さんと違って家事もお店のお手伝いもやらないし、勿論出来ないというスタートライン。若干ネガティブな状態からスタートです。
一方のガマオ君は、「何もしていない」と いう点では夢原さんと同じですが、ガマオ君は自ら求人に応募しておいて何もしないのですから、困ってる人の為にワタワタと走り回る夢原さんとは意欲の点 では大違い。
また、仕事疲れで体調を壊してしまった夢原さんのお母さんとも比較されますが、勤労意欲の違いで夢原さんのお母さんの圧勝。
先週、予告を見た段階では、お母さんの代わりに家事をやってみても思い通りに行かなくてお母さんのありがたみを認識するんだと思ってましたが、今週の放送を見てると、そういう面は薄くて、寧ろ「誰かの為に何かをしようとする気持ちの尊さ」の方が強調されてた感じでしたし、そういう「気持ち」があれば、努力次第で家事もうまくなるという事も示されて、ずっと前向きな結論でした。すごいぞプリキュア５。
夏木さんのお母さん
「誰かさんは洗濯機で汚れた食器を洗おうとしたからね？あれには驚いたわ。」
来週はやっとというか、ほっとというか、ムッとしてる秋本先輩メインのお話。早く鬱屈した感情を解放させて「怒りのミントプロテクション」を見せて欲しいですね！（ドクロ）
