ヒロイック・エイジ第19話「星系間侵攻」

ヒロイック・エイジのDVD

ヒロイック・エイジ I [DVD]

ヒロイック・エイジ I [DVD]

ヒロイック・エイジ II [DVD]

ヒロイック・エイジ II [DVD]

突然且つ既出ですが、メレアグロスさんを「メレ兄さん」と呼ぶ事にしました。

 馬鹿兄弟とか、アラタンテスさんと一緒くたに扱うのはどうかと思うんです。だってメレ兄さん面白くて大好きなんだもの。因みにアタランテスさんはアタラ兄さんと呼ぶ。どうせ誰も読まない感想なので好きに書く。

 今までの感想でも散々書いてきましたが、メレ兄さんはディアネイラ様と対になって「感情」の負の面を担当するキャラです。今回も、メレ兄さんの命令が、結局はディアネイラ様の望む通りの結果になっているので、その役割が生きている限りはメレ兄さんはまだ死なないよ。

ディアネイラ様は今回も「異種族間コミュニケーション」

ディアネイラ様 純粋に銀の種族の事を知りたい
プロメさん 鉄の種族の行く先の向こうにある黄金の種族の意図を知りたい
エトーさん 鉄の種族(特にディアネイラ様)を消して「感情(恐怖)」の源泉を消したい
ロム・ローさん 鉄の種族を消して「感情(不安)を消したい」*1

 エイジの契約はかなりメチャクチャです。「人類を宇宙の覇者とする」辺りは、展開的に「契約が破棄される」事をバラしているようなものなんじゃないかな?それはそれとして、「銀の種族」側のノドスの契約はユティさんとレクティさんでぶつかるように作っちゃダメでしょ。もうちょっと協調性を持とうよ。(笑)
 ちょっとマジメな話をすると、今回これらを明らかにしたのは、ノドス同士で「矛盾する契約」が定められている事を示す為ですね。これは「銀の種族」自体の「矛盾」が顕現したものだと思います。ディアネイラ様が「銀の種族」に対する理解を打ち出して、モビードさんとプロメさんがお互いの腹を探り合って、しかもそれが的を射た内容だった、というこのタイミングで出されると言う事は、素直に考えて「銀の種族」の特性の掘り下げになる事は確実。

 しかし、モビードさんもプロメさんも頭いいなぁ。

ビードさん 銀の種族にはテレパシー能力がある!
プロメさん 鉄の種族の「導き手」はディアネイラ様ただ一人!

 視聴者側には、どちらも分かり切っていたことなので、「なるほど〜。」みたいな感慨が欠片も感じられない辺りに、演出の方法と、設定を出す順番がどちらも間違っているような気がします。

 冲方さんが脚本から完全に外れると、いつもの「ヒロイック・エイジ」テイストに戻るなぁ。伏線の敷設のタイミングと、引きをもっと上手にするだけでガラッと変わる気がするんだけど、それをこのアニメはどこかで間違ってしまった気がする。

次回予告

ヒロイック・エイジ第20話「暗黒のノドス」

関連商品

コミカライズ

ヒロイック・エイジ 1 (マガジンZコミックス)

ヒロイック・エイジ 1 (マガジンZコミックス)

おまけ

 和解の伏線は張られています。

「みんなで見付けないと未来に行けない」(エイジ)

銀の種族 「黄金の種族」が「鉄の種族」と同じで母星に愛着を持つ種族なら、スターウェイを外れたどこかにある「黄金の種族の母星」を探せばいいけど、スターウェイを外れる力は無い
ディアネイラ様 スターウェイを外れる事を運命付けられた「導き手」

「黄金の種族」って、「脚本さん」の事じゃないかと思った。(追記)

 「ヒロイック・エイジ」という作品は、設定にキャラが動かされているとしか思えないんですよ。「黄金の種族」はよく分からないけど、何でも知っているし、ディアネイラ様が何かいい事言っても、私の根性の悪さの所為か、「わざとらしい」と感じてしまう時があるので、

「黄金の種族」が残した「神話」 = 「脚本さん」が書いた「脚本」

じゃないかなと、無性に思いたくなる時があります。

*1:恐らく、その導き手(=ディアネイラ様)を消したくなる筈。大人気だね、ディアネイラ様。