すいません、初音ミクって何なのか知りませんでした。

　へー、こいつは凄いね。
　音声合成は門外漢だけど、技術の進歩は大したものです。

　でも、商品自体はMEIKOとかKAITOとか、先行して発売されていたものがあったけど、まったく口上に昇ってこなかったのに、「初音ミク」が爆発的に売れたのは、独特の記法が改善されたとかそういうのではなく、「初音ミク」は非常に狙いが周到で巧妙だったからだと思います。
　オタクは、作る側も、聞く側も、「言って欲しい言葉」を言ってくれる存在を熱望しています。解釈としては人の数だけあって、「特定の曲を歌って欲しい」とかいう本来の用途から、「自分の名前や、×××で△△△な言葉を呼んでもらう」というような影の用途とか、そういうのを確実に秘めていたと思います。それらを的確に把握した上で、妄想を豊かに発展出来るパッケージで提示したのは上手いとしか言いようがありません。

　動画とかを作る技術が無い私でも、今まで脳内補完で聴いていた替え歌を「初音ミク」に歌ってもらうとか、色々妄想は膨らむし、ニコニコ動画でたまにある、「自分が歌っている動画をアップしたもの」よりは、受け入れやすいと思う。

　ただ、みんなが「初音ミク」を使っていたら、そのうち飽きるんじゃないかと思う。
　YAMAHAさんには、音声合成のヴァリエーションと、多彩な使用方法の提供などを積極的に提供して、このブームが一過性にならずに、市場の拡大に繋がるような展開をして欲しい所。

VOCALOID2 HATSUNE MIKU