プリズム・アーク第1話感想「騎士たちの戦場」

 新番組品定め第7弾、「プリズム・アーク」の感想です。
 序盤から早くも付いていけません感漂う中、負けずにレビューしてみる。

 舞台はヴィントランド、その名の通り中世ヨーロッパの香り漂う世界観。
 中世ヨーロッパはこんなに清潔じゃないよねーとか思いながら、時は戦乱の時代です。
 聖地奪還を賭けてサブルム帝国に十○軍を仕掛ける諸国連合。
 ちょ、ちょっと待って。「十○軍」って、マジでシャレにならないんですが。
 「十○軍」といえば中世ヨーロッパを象徴する悪質なバカ騒ぎ。聖地奪還という大義名分を掲げておきながら、国は領土拡大の野心を、破落戸共は詐欺恐喝強盗殺人(以下省略)の免罪符を胸に意気揚々と船出します。一方、本気で聖地奪還を目指して立ち上がった「少年十○軍」なんて悲惨の極み、そもそも聖地に着けずに売り飛ばされたり奴隷にされたり、もう散々。
 破落戸共は調子に乗って、本来味方の筈の東ローマ帝国に攻め入ってラテン帝国を建国したりと、もう眼の当てられない有様。略奪その他諸々の蛮行なんて当たり前、非道の限りを尽くした破落戸共のパラダイスがその実態。余所様のジ○ードがどうとか言えた義理じゃありません。どちらかというと、建前を信じている人間が多いだけまだマシ。
 アイ○ランドでク○ムェルの名前を出す2倍の速さでボコられ、4倍の苦しみを味わい、20倍の人間に恨まれます。嗚呼、もう考えるだけで地雷だらけ。

本編感想

 度肝を抜かれました。
 作画もいいし、中の人のキャストも豪華絢爛。なのに脚本だけが明らかにおかしい。
 アニメを見てもストーリーの流れが分からなくて、公式サイトを観てやっと分かりました。プリンセア&ハンス&マイステルは過去の人なのですね。・・・なら無理して出さなくていいじゃない。(ドクロ)
 とにかく、プリーシア&ハヤウェイ&その他色々がメインです。それは分かりました。というか、プリーシア&ハヤウェイのカップルが既に出来ちゃっていて、二人の必殺技があって、学校ももう無いとか。返せ私の学園ストーリー!何かもうみんな、戦争に対する覚悟なんてとっくの昔に越えている感じです。敵役のお姉さんもお姉さんで、何かもうこれぞ悪役という雰囲気でした。但し20年前くらいのな!(ドクロ)

「時は、どんな明日へ騎士達を導こうとしているのでしょうか。」

 それはこっちのセリフです。

 ナイト・ウィザードは狙ってやってるという事が分かるので、安心して笑えるんですが、このアニメは観れば観るほど心配になってくる・・・。いやいや、第一話はきっと大人の事情とか色々あって、きっとゴチャゴチャしてたと思って、2話以降に期待しよう。というか、このアニメを2話以降観る勇者はどこだ。(ドクロ)

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おまけ

 主人公の剣、「アーラ・グラディウス」なる剣、形状をコミで考えると、ラテン語で「翼の剣」とかそんな意味だと思うけど、だったら「アーラールム・グラディウス(alarum gladius)」、せめて「アーラエ・グラディウス(alae gladius)」にして下さい。格変化がおかしい。