BLUE DROP〜天使達の戯曲〜第11話感想&備忘録「Thoroughwort」(あの日の記憶)

 今回は「もう一度話をする」お話。「もう一度話をする」をキーワードに、千光寺さん、若竹さん、ミッチー、オノミルさん、アザナエルさんが動きます。

DVD特典は「BLUE DROP 〜舞い降りた天使〜#2」

BLUE DROP~天使達の戯曲~ Vol.2 [DVD]

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千光寺さん

「あんまり、一人で抱えすぎないで下さいね。」
「よく、言われたっけね。」

 夢か幻か、千光寺さんの目の前に現れたオノミルさんに諭され、「一人で抱えすぎないで」、若竹さんと「もう一度話をする」事を決意。

若竹さん

「私のお父さんとお母さんね、二人揃って岬の上で見付かったんだって。
まるで、何かを守るように、二人重なって倒れていたって。
私を、助けようとしてくれてたのかな。」

 裕子先生に聞かされた話が、アザナエルさんに聞いた話と違っていた事で、千光寺さんと「もう一度話をする」事を決意。

神隠島の島民を全滅させ、お前の両親が殺し合う理由を作ったのは―――コマンダー・エカリル。千光寺萩乃だ。」<<

千光寺さんと若竹さん

「本当に、ごめんなさい・・・。」

「そんな事、そんな事言ってるんじゃない!」

 話したい気持ちはお互いにあるのに、いざ顔を合わせると、千光寺さんは謝罪の言葉だけ、若竹さんは感情を爆発させる事しかできなくて。それでも、すべき事の為に戦地へ赴く千光寺さんと、学園祭での再会を約して千光寺さんを送り出す若竹さん。

「まだ、まだ、話は終わってないんだから!」
「帰ってくるわ。必ず。」

ミッチー

「こんな、こんなふざけた事する為に、私、このお話を書いたワケじゃないです!」

 すっかり座長が板に付いたミッチーですが、主役のくせに魂が抜けた若竹さんと、欠席している千光寺さんの御陰でやる気激減の周囲との温度差を生んでしまって、また逃亡。
 それを、千光寺さんと「もう一度話をする」事を決めた若竹さんが、ミッチーを連れ帰って、みんなと「もう一度話をする」機会を作ってあげて和解。
 「もう一度話をする」事を決めた若竹さんは、「ジャンヌ」と「もう一度話をする」事を望む「少女」の真に迫った演技をして、生まれ変わったような活躍を見せます。まあ、元はといえば若竹さんの無気力が主な原因だったので、微妙な所ではあるんですが。(笑)

アザナエルさん&オノミルさん

「BLUE型エミルフォースドライブの爆縮によって副次的に生成され、思念波を凝結する物質・・・!?」

 アザナエルさんが、オノミルさんが死の間際に見出した真実に遂にたどり着きました。さあ、過去と「もう一度話をする」しかないよね。
 「感情」など、初期値のパラメーター通り、やっぱりアザナエルさんは千光寺さん側でしたか。
 死なないでよ、アザナエルさん。

 オノミルさんは、千光寺さんを立ち直らせたり、BLUEのピンチを救ったりと、千光寺さんを全く恨んでいなくて、今でも慕っている描写から、その事が最期でもいいから、アザナエルさんに伝わって欲しい。

今週の花言葉

 Thoroughwort(フジバカマ)の花言葉は「あの日のことを思い出す・ためらい・躊躇・遅延」(from Floword)
 言うまでもなく「ためらい・躊躇・遅延」の方が物語のテーマに近いと思います。もう一歩が踏み出せない千光寺さんと若竹さん、真実を知ってしまった一方で、若竹さんの千光寺さんへの思いも感じてしまった裕子先生。

次回予告

 BLUE DROP〜天使達の戯曲〜第12話「Cosmos」
 Cosmosの花言葉は、「乙女の純潔・乙女の心情・調和・美麗・たおやか・野生美」(from Floword

 裕子先生にも知られ、「白い血」というガジェットも揃い、「異端の弾劾」、「魔女との罵倒」、それらを抱えたまま学園へ戻る萩野さん。
 「戯曲・オルレアンの少女」は、「天使達の戯曲」は、一体どんな結末をみせるのでしょうか。

コミック(直接の原作ではないので注意)

BLUE DROP―吉富昭仁作品集 (電撃コミックス)

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Blue drop 1―天使の僕ら (チャンピオンREDコミックス)

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DVD

BLUE DROP~天使達の戯曲~ Vol.1 [DVD]

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BLUE DROP~天使達の戯曲~ Vol.3 [DVD]

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