マクロスF第1話感想&備忘録「クロース・エンカウンター」(先行放送版)

 初見の印象は、主人公アルトさんが持つ「閉塞感」と、ランカさんとの出会いで芽生えた「誰かの為に飛ぶ/戦う」気持ち、シェリルさんとの出会いで芽生えた立場の違いに起因する「反発」(第一話では「プロ」と「アマチュア」という言葉に象徴されています。)。

超時空要塞マクロス 1/48 完全変形版 VF-1S 25周年記念モデル

超時空要塞マクロス 1/48 完全変形版 VF-1S 25周年記念モデル

本編感想

 年末のゴタゴタで観てなかったマクロスFの先行放送。
 これでもかと気合いの入ったCG、これでもかと動く登場人物達。マクロス7から14年(ってかそんなに経ったのかぁ。)、マクロスは更に進化しました。
 知らない人の方が多いと思いますが、「マクロス7トラッシュ」って漫画知ってます?「マクロス7」と同時期に古き良き頃の少年エースで連載を開始した漫画なんですが、それに出てくる「エアブレード」を思い浮かべずにはいられない「EXギア」が個人的にツボでした。

マクロス7トラッシュ (1) (角川コミックス・エース)

マクロス7トラッシュ (1) (角川コミックス・エース)

[rakuten:ubook:10355212:detail]
 主人公アルトは、自由に飛べない「空」に「閉塞感」を感じていて、仲間達が夢中なシェリルにも全く興味を持っていないので、シェリルのコンサートにもやる気ゼロ。
 でも、ランカさんとの出会いで「シェリルのコンサートを楽しみにしている人がいる事」を知ってやる気を出したり、一人優先的に非難するシェリルを非難したりと、結構な人情派。
 更に、謎の敵に遭遇して「逃げそうになりますが(これ大事)」、逃げ遅れたランカさんを助ける為にバルキリーに乗ったりと、「閉塞感」に息が詰まりそうだったアルトさんの「世界」は突如として変わり始めます。これらの事から、アルト&ランカのカップリングが現時点では有力かな。

 もう一人のヒロインっぽいシェリルさんは体調が悪くてもインタビューを受けたりと、「プロ意識」が強い女性です。何だかんだでまだまだ青いアルトさんと、純粋過ぎるランカさんよりかなり「大人」の女性という位置づけです。

「グレイス、私が誰か忘れたの?私はシェリル。シェリルノームよ。」(シェリル・ノーム

パイロットの仕事が戦う事なら、私の仕事は歌う事よ!」(シェリル・ノーム