Yes!プリキュア5第47話感想&備忘録「ドリームコレットを取り戻せ!」
今話はデスパライア様とカワリーノさんのナイトメア陣営にも、歪んだ形であれデスパライア様にも「夢」があって、カワリーノさんにも「大切な存在(=仲間?)」がいた事の提示と、絶望の仮面に屈してしまったミルクによってプリキュアさん達が「絶望」してしまった大展開。
映画 Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険! アニメコミック
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本編感想
前からデスパライア様には「不老不死」という「望み」、つまり「夢」がある矛盾点を抱えていましたが、取り敢えず「自分だけがよければ良い」と悪の親玉としてアピールしてくれてました。ただ、今までもそうでしたが、ポジティブ思考でその矛盾を突っついて押して押して押しまくるのが作品世界は違っても受け継がれるプリキュアスピリッツ。「でも貴方も夢があるじゃない?」みたいな落としどころを期待。
「全ての世界が『絶望』に平伏し、このドリームコレットの力で
私が不老不死となれば、私だけが唯一望みを叶えた存在となり、
全ての者は永遠に絶望するであろう。」
ところで、「絶望」したミルクが「仮面」を付けられたのに対して、「夢」を叶えたデスパライア様は仮面を外しているんですよね。これは、「絶望」を掲げているデスパライア様こそが、「死」という「絶望」を恐れている事とも、かつて有った「夢」に破れて他人の「夢」を憎むようになった事とか、「老いていく自分」を受け止めてくれる「仲間」がいないからそれを認められないとか、様々な「矛盾」が露呈されていた感じです。
一方のカワリーノさんも、デスパライア様の権勢を着た虎の威を借るカメレオンかと思ったら、デスパライア様がドリームコレットを使用するのを本気で喜んでいたり、デスパライア様に「告白」とも取れる台詞を言ったりと、先回「仲間」を思いっきり否定したカワリーノさんにもデスパライア様という「大切な存在(=仲間?)」がいるという、カワリーノさんの別の一面が出てきた感じです。
「カワリーノ。よくやったぞ。」
「デスパライア様、最初から私一人で十分だったのです。」
そんなワケで「みんなで絶望、怖くない」のナイトメアに、「絶望、カッコ悪い」を掲げるプリキュアさんが押されてる形ですが、ラストスパート、みんな頑張れ。
次回予告
Yes!プリキュア5第48話「希望VS絶望 最後の対決!」
「仲間」だから失敗してもフォローしてくれます。
おまけ
「おお、そうだ。良かったら私の部下になりませんか。
今までの部下よりずっといい仕事をしてくれそうだ。」
カワリーノさん、あなたこそ「愚か」です。「絶望」した夢原さんなんて使い物になるワケないでしょう。夢原さんの動力源は「夢」と「希望」と「仲間」と「卵焼き、お菓子、その他の食べ物」ですよ。それを取っちゃったら、何の取り柄もない少女に成り下がっちゃいますよ。(ドクロ)