2008年1月27日の修行

その1

0.腕を捕まれた状態から開始
1.捕まれた腕を斜め下方にずらして相手の重心を崩す。
2.崩した相手の胴と腕の付け根に手刀を当て、手の幅を変えずに斬るように投げる。

その2

0.正面から打ち込まれる状態から開始:但し相手と回転対称性の構えの場合
1.相手の死角斜め45度の方向に移動して、相手の斬撃の寸前に腕を取る。片手は肘を、片手は手首を掴む。この際、必ず動く方向に両足が向いているようにする。
2.腕を取ったら相手の方向に向き直る。この状態で相手は力を込められないので、そのまま相手の腕を付け根方向に押して動きを封じる。
3.相手が反応する前に肘を掴んだ手を滑らせて手首を掴んだら、先に手首を掴んでいた方の手を絡ませるように相手の手首を直角に曲げて更に相手の手を掴む。この時、親指は相手の親指の付け根の少し上ぐらい、他の指は相手の手の腹に位置させて極める。
4.次に手を極めた方の手の親指に力を込めて回転させ、手首を掴んだ手をそれとは逆方向に回転させながら、自分の臍の部分に持っていき、相手を倒す。倒れなかったら更に極める。
5.相手が床に俯せに倒れたら相手の手を持った方の手で相手の手を直角に投げつつ極めたまま、腕を腿に当てて固定し、手首を持っていた方の手で止めを刺す。

その3

0.正面から打ち込まれる状態から開始:但し相手と鏡像対称性の構えの場合
1.相手の死角斜め45度の方向に移動して、相手の斬撃の寸前に腕を取る。片手は肘を、片手は手首を受ける。
2.死角を維持したまま掴んだ肘と接している手首を押して相手の目を遮らせ、相手を仰け反らせる。手首は相手の腕を高く上げたままにする為で、それ程力は込めなくてもよい。主体は肘を掴んだ手。
3.手首に接していた腕を相手の首に絡めて、やはり斜め上に摩り上げるように自分の体の方向に傾けさせる。
4.傾いた相手の肩に自分の顔を密着させ、両手を掴んでそのまま相手の背中を掻き取るようにして相手の重心を自分の手に掌握して放す。この時、相手の掌で軽く叩くと意表を突かれた相手は崩れやすい。

その4

0.跪座の状態から開始
1.相手が手を掴みに来たら、相手の方向に膝を向けて、自分の手刀が自分の体の中心線と一致させつつ、上に押し上げて相手を上に崩す。
2.捕まれた手を斜め下に下げて崩しながら膝を立て、崩した手は最終的に胸に固定する。この際手を掴ませたまま手刀を下からくぐらせて掌が相手の腕に触れる程度にしておく。
3.引いた腕を肩で力の入らない方向に崩すと同時に、その反動をりようして相手の足をもう片方の手でひかがみから手刀で薙ぎ払って倒す。この際胸に固定した手はそのままにしておく。固定しておかないと相手の着地地点を掌握出来ず、腕も極まらない。
4.倒れた相手の首の下に滑らせ、腕を極めたまま止めを刺す。

その5

0.後ろから肩を掴まれた状態から開始
1.腕を横に広げて重心を取りやすくした状態で少し屈み片方の足の踵を固定したまま回転を開始する。回転する方向に腕を傾けながら決して片方の足はその場から動かさない。
2.回転させた方の足を相手の後ろ斜め45度ぐらいまでに踏み込み、相手の腕の下から腕の間を縫うように手を通し、次に頭を通す。
3.そのまま体軸を回転させて相手を倒す。

その6(先回のその4と同じ)

1.相手から順手で捕まれた状態で開始。
2.手刀を立てて相手の腕を極めた状態でもう片方の手甲を交差させるように移動させ、自分の親指が相手の腕の脈を計るような位置に置いてしっかり掴む。
3.そのまま左右どちらかに動いて、自分の肘を相手の肘に当てて肘を使って掬い上げて踏み込む。(捕まれた手を使ってどう崩すかの段階で動く方向は決まっている)
4.掴んだ手は常に中心線で額の辺りに固定した状態を維持したまま、腰を使って相手の腰をぶつけて重心を奪い、移動に伴って頭にぶつからないように頭を下げるが、腕を後頭部に摩るようにする。
5.そのまま相手の側面を経て背後を取ると、肘を極めた状態になるので、取ってある相手の腕を垂直に落として、相手の腕を地面に固定して止めを刺す。