Yes!プリキュア5GOGO第8話感想&備忘録「シロップと謎の手紙」

 「価値が分からない」と言ってるスコルプさんが一番「価値が分かっていない」人物で、シロップの価値を「役に立つ」か「役に立たない」かで判断しているんですが、

「いいか、お前は便利な運び屋に過ぎないんだ。
昔みたいにエターナルの運び屋をやれよ。
その方がお前の価値も上がるってもんだ。」(スコルプ)

 でもシロップの価値はそんな事じゃなくて、「大切な物は手放すな」と言ってくれた優しさなの!と「誰も信じてくれなそうな事」でも信じてくれる(=本当の「価値」を知っている)夢原さんを、シロップも信じてみようという話でした。

「シロップが何を探したっていいじゃない!
シロップは大切な物は手放すなって教えてくれた!
そんなシロップを、私は信じる!」(夢原のぞみ

本編感想

 ううむ、どう考えても、夢原さんがバカ、もとい「本能で動く女」としか書けないぞなもし。
 正直なところ、「鳥の方が頭いいんじゃないの?」と思ったのは内緒です。
 私が言うのもなんですが幼児向けの番組の筈なので、夢原さんがVで始まる英単語を思い浮かばないのもそうですが、サンク・ルミエール学園ってフランス語だからてっきりフランス語も教えてるんだと思ったけど、だよね、夢原さんだもんね…。

 それは置いておいてちょっと今回はちょっと失策が目立ったような気がします。
 まずは「時計塔がいつから街のシンボルになったの?」という事。
 そもそも、時計塔が出たのって今シリーズが始まってからで、別に今まで何かエピソードがあったというワケでもないような…。

 二つ目は、「忘れられているメルポの存在」。

「だって、一人じゃ寂しいし、夜中に目が覚めちゃったら怖いでしょ?」(夢原のぞみ

 ゆ、夢原さん…わざわざ第3話「運び屋シロップの友達」でエピソードを組まれているのに忘れちゃダメだよう…。

 三つ目、これが大事だと思うんですが、「鳥の登場が唐突過ぎる」事。ミステリ物の文法としてはアリかもしれませんが、やっぱり冒頭で鳥が生活しているシーンを入れておくべきではなかったかなぁと思ったり。「鳥が手紙をどうやって出したか」はツッコんでいいのでしょうか…。

 回想をフラッシュバックで入れる演出は丁寧でよかったんですが、肝心のお話がどうも残念なものになってしまったような気がします。

次回予告

 Yes!プリキュア5GOGO第9話「名探偵こまち登場!」
 名探偵こまちと名犬のぞみの二人がお送りする愛と感動の物語!(嘘)

おまけ

 誉められている夏木さんを見ていると、「アメとムチ」という不穏当な言葉を思い出します…。

「すごいわ、りんさん。」(秋元こまち
 
「いやぁ、そんなぁ。」(夏木りん
 
「流石お花屋さんね。」(水無月かれん