CLANNAD第23話(番外編&最終回)感想&備忘録「夏休みの出来事」

 今回は「名前で呼ぶ」という恋愛に於ける至上最優先命題の為に、岡崎君の心理的障壁を、春原芽衣というジョーカーが色仕掛けで陥落するべく暗躍するお話でした。

 今回は当たり前ですけど岡崎君と渚さんの間に立ち塞がる「壁」が意識的に描写されていました。 例えば、岡崎君の「相変わらずお客が大好きな一家だな。」は「自分を(半分くらいは)お客さん」だと思っている事の現れでしょうし、秋生さんが「楽しそうだな、俺も混ぜてくれないかなチキショー。」と言っていたのは、近づけない障壁があるという事の表れでしょう。

 しかし、そこに恋のキューピット!……というか、あらゆる不可能を可能にするジョーカー、春原芽衣さんの登場です。「夫と妻、その娘」、つまり親子みたいな組み合わせで「家族(=他人じゃない)」である事を印象づけたりと、黒い黒い。

回避不可能の地雷をひらりとかわす敏捷性

「どうでした?」
「はい、とっても美味しそうでした!」

売り上げ記録を塗り替える狡猾さ

「可愛い子いますよ〜、寄っていきませんか?」
 
 
「すげえ、こんなに売れたの開店当時以来じゃねぇのか?」

 ジョーカーの暗躍で、岡崎君と渚さんの心理的障壁は取り払われ、歴史的和解に到達する事になったのです。諸君、今まさに革命は成った!(バカ)

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おまけ

 正直に白状すると、CLANNADは私が感想書くのにはあまり向かない作品だったなぁと思ってます。
 最初にCLANNADの感想を書いたのは第15話「困った問題」で、その時は一回限りの書き逃げを敢行しようと思ってたんですが、その時にCLANNAD第14話「Theory of Everything」の評判が悪い事を知ったんですが、第14話「Theory of Everything」の感想で書いたんですが、第14話「Theory of Everything」では見事な暗喩が用いられているのに、それがあまり評価されずに、唐突とかそういう意見が多かったのが悲しかったので思わず感想書いて、その後は推して知るべし。

 毎回「Theory of Everything」みたいな刺激的な話だと、私はいくらでも感想書けるんですが、普段は頭を空っぽにしても楽しめる作品なので、キャプみたいな花が無い私の感想は我ながら実につまらないので書きにくい書きにくい。