Yes!プリキュア5GOGO第13話感想&備忘録「悪夢のメルヘンワールド」
シロップは
悲しからずや
空の青 海の青にも
染まずただよう(Sunitha)
何だかホントに直前に見た番組のノリに支配されてしまいつつありますな。
冗談はさておき、シロップは「ピノキオ」というよりは「みにくいアヒルの子」だよね。
「いいな、お前達は。一緒に飛べる仲間がいて。俺は、一人で飛ぶしか――」(シロップ)
シロップは記憶が無い為に「アイデンティティ」を支える基盤がキュアローズガーデンしか無く、また、自分は人と違う、長所でもある「飛べる」事が逆に原因となって自分の「アイデンティティ」をパルミエ王国に求める事も出来ず、「同じように飛べる仲間」を捜していたんだけど、夢原さんは勿論シロップともパルミエ王国の住人でもない「全く違う存在」だけど、「シロップはシロップ」とアイデンティティをあっさり肯定し、「シロップと一緒に飛びたい」と言ってくれて、シロップは「仲間」を見出して、かつて自分の「アイデンティティ」を邪魔していた「飛ぶ」という行為で自分からプリキュアを助けて「プリキュアの仲間」という新しい「アイデンティティ」を構築する事ができたという、今回も夢原さんの漢気にしびれる話でした。
「いいのか、俺達はお前達とは違うんだぞ。」(シロップ)
「私がシロップと、一緒に行きたいの。」(夢原のぞみ)
後は、シロップが「自分からナッツハウスに行く」という象徴的な行為によって「プリキュア達を信じる事」が達成されればシロップはめでたく仲間になる事が出来るというワケですね。
ところで、何度もしつこいとは思うんですけど、「親友」の筈のメルポの存在を忘れてませんか、成田さん?
おまけ
シビレッタさん、不思議空間では無敵だと思ったのに意外と大した事無かった。あれじゃ設定が無駄でしょう…。それとも、今回限りのキャラなのかなぁ…。それにしては散り際がえらく淡白だったような……、あ、寿命かぁ、そっかぁ。
年寄りの冷や水はするもんじゃないねっ。