Yes!プリキュア5GOGO第23話感想&備忘録「シロップが裏切った!?」

「また人に頼るのか。
お前一人で何か解決できた事があるのかよ。
無いよな。お前には。」(シロップ)

 嗚呼、脚本自ら、言うてはならんことを…。というか自覚はあったのね。
 今回はシロップとココメインの話。というか何このココ×シロ路線。
 まあとにもかくにも、今回は脚本の構成がしっかりしていて非常に宜しいです。

本編感想

 総じて言えば「ココの裏切り」に端を発する「シロップの裏切り」を受けてもなお、夢原さん達が「無条件に信じ返す」事で、「裏切り」を償って、やり直そうとココ、そしてシロップが、プリキュアさん達の元に立ち返る話でした。

過去

 シロップにとっては、ココと約束したのに、「自分が何者なのか教えてくれなかった事」で裏切られたと感じてしまった。
 ココにとっては、シロップと約束したのに「自分が何も出来なかった事」でシロップの気持ちを裏切ってしまったと感じている。

 ↓

現在

 シロップは、今度は逆に自分が「裏切ろうとしている」のに、「自分を他の誰でもない、シロップだと同定してくれる存在」であるプリキュアさん達は自分を微塵も疑っていない事に罪悪感を感じたのに、肝心のココが「裏切ろうとしている」のにそれからも目を背けてしまった事で、シロップはココがローズパクトを大切にしているプリキュア達の心も、シロップを再び「裏切っ」たように感じてしまったワケなんですが、シロップはいざアナコンディを前にしてその恐怖に怯えながらも土壇場で「自分が誰なのか」より「自分をシロップだと言ってくれる人達」を選ぶんですよね、シロップはやはりいいヤツです。

「嫌だ!」(シロップ)
 
「渡しなさい!」(アナコンディ)
 
「嫌だ!これはやっぱりお前達のものじゃない!」(シロップ)

 一方でココは二度もシロップを裏切ってしまったけど、夢原さん達の言葉で、今度こそシロップから逃げずに向き合おうとします。


 「裏切り」の事実さえも、その人の心を信じる心で「まだ遅くない、やり直そう」と、手を差し伸べて包み込んでしまう、プリキュアさん達の母性的な性格がよく出ていたと思います。来週もこの調子で綺麗に纏めてほしいと思います。

次回予告

 Yes!プリキュア5GOGO第24話「プリキュア5新たな力!」

 普通に考えれば、話の流れと、前シリーズから、謎生物が販促商品の片棒を担いで新商品攻勢に出る筈なんですが…、まあバンダイさんですから…。

おまけ

 今回はレモン頑張った!

 あと11月の映画!美翔さんが!美翔さんが!
 絶対に見に行きます。はい。