Yes!プリキュア5GOGO第31話感想&備忘録「ミルキィローズ新たなる力!」

 今回は、「王とは何か?」に悩むナッツ。でも、プリキュアさん達もパルミエ王国のみんなも、ナッツの良さをちゃんと分かってくれていて、ナッツもみんなの「笑顔」をただ守りたいのに気付いて「王の力」発動―――の件りが普通に王道で良かった。

「みんなの笑顔、それだけを守りたいナツ。」

 そしてミルミルの新技は水と相性の良い氷系の技。流石水無月姐さんの娘ですね!(バカ)

本編感想

「沢山の歴史書や、文献を読みあさった。
王と呼ばれた者達は人々の為に何を求め、何を成し遂げてきたのか。
だが、どんなに調べても分からない。
俺は、何をしたらみんなの力になれるのか。」

 ううむ、ご期待に添えないようでアレですが、この世界でその要望は難しいぞナッツ。この世界の王が求めるのは基本的に覇権と領土。民の事は二の次。有力者とかだけではなく、ホントの意味で「民」をターゲットにした政策を打ち出すようになったのは、啓蒙思想が発達した18世紀のフリードリヒ二世に代表される啓蒙絶対君主の辺りじゃないかな。民衆の叛乱とかは世界中で昔からあったけど、大抵は王の妥協を引き出すだけでしたからね。政策の手段として民云々―――というのは、あんまり参考にならない世界です。
 寧ろ、ドーナツ国王やババロア女王、クレープ王女に「王とは何ぞや?」と積極的にヒアリングしてた方がいいんじゃないでしょうか?だけど、まあ、他国の王様に、自国の悩みを正直に話すというのも、戦略的に問題あるよなぁ…。

 嗚呼、パルミエ王国周辺の情勢は複雑怪奇なり!(バカ)

 ついでに、ナッツが通っていた本屋の品揃え。ローマ字のタイトルに適当な字を当てはめるとこんな感じ。

「自由の国の王様」(どこの国だ)
「国王は必要かー」(いや、ぶっちゃけ要らないでしょ、謎生物とか見る限り)
「皇帝は偉いぞよ」(そうですかー、だれかこいつ殴れ)
「王様の秘密」(どこのゴシップ記事だ)
「力の象徴とは」(どこの恐怖政治だ)
「現代の王国 〜104の事例」(多すぎる。も少し絞りましょう。)

 ダメだ、どれも頭が腐ってる。

 こんなの読んでたらナッツが悩むのも当然だ。

次回予告

 Yes!プリキュア5GOGO第32話「小さな小さな大冒険!」

 やったー!またイケメンだー!夏木さんと姐さんに束の間のロマンスを味わわせてやってくださいね!(ドクロ)

 しかし、一体何を目的とした話なのか、今一つピンと来ない…。とりあえず息抜きという事でいいのだろうか?

おまけ

 今回は、プリキュアさんが背景というか、いつもお決まりのプリキュアさん全員によるシャウトではなく、ミルミルの健気さが全面に出ていて良かったと思います。

 ただ、ミルミルはナッツではなく、ココで、玉の輿狙いの不純な娘だったりするんだけどな!(ドクロ)

あと、ナッツのいいトコが殆ど「何でも屋さん」とか「パシリ」に近いような気がしたのは内緒な!