機動戦士ガンダム00セカンドシーズン第7話感想&備忘録「再会と離別と」
マリーが名付けた「アレルヤ」の名前に相応しい「(生きてくれている事への)感謝」に彩られた話。
「神よ、感謝します、アレルヤ。」(マリー・パーファシー)
「銃口を向け合った者同士が和解する」という、戦争根絶で最も難しい事をやってのけ、「マリー−アレルヤ」のラインの成立で、ソーマと先回接点を持ったルイスさんが、恐らく同様に「ルイス−沙慈」のラインの成立にいずれ一役買うことになるのと、あと、まだ1クールも消化しておらず、このままソーマお嬢さんの人格が復活しないで平和に―――とは行かないと思うのです( ソーマお嬢さんは脳量子波を使える筈なので、ティエリア程ではないにしろ、結構重要なスキルを持っているとは思いますしね)が、とりあえずはおめでとう、お二人さん。
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本編感想
ラストでティエリアさんがリジェネ・レジェッタと接触したように、セカンドシーズンの第1クールは、「アレルヤの再選択」、「ティエリアの再選択」、「ロックオン(ライル)の再選択」という形で、ファーストシーズンで決着を付けられなかった問題(ライルの場合は複雑ですけど)にケリを付ける事に当てられるようです。
私の感覚では、「マリー−アレルヤ」はもうちょっと引っ張ると思ってたので、びっくりしましたけど、前述しているようにまだマリーにもやり残している事はあるはずなので、ね?(ドクロ)
「でも、そのお陰で貴方の顔を初めて見ることが出来た。
貴方だってすぐに分かった、脳量子波のお陰かしら。」(マリー・パーファシー)
「僕も君と言葉を交わせるようになるなんて、思ってもみなかったよ。」(アレルヤ・ハプティズム)
儚い笑顔をする子だなぁ、マリーさんは。
今回のポイントは敵対していた人たちがお互い感謝して銃を収めている事。 これも「平和」の一つのピース。
特に、敵同士である筈のセルゲイさんからアレルヤに感謝しています。
「そういえば、礼を言っていなかったな。
五年前、低軌道ステーションの事故、救助活動に参加してくれた事、感謝する。」(セルゲイ・スミルノフ)
アレルヤは「人殺し」だけじゃない、「人命救助」だってしてきたんだという、アレルヤに対するフォローであると同時に、娘を想っていてくれた事に対する感謝を隠しているのがニクすぎる…。
「ピーリス…」(セルゲイ・スミルノフ)
去り際まで格好いいよ、セルゲイさん…、かっこよすぎる…
ソーマ→アレルヤ
「こんな僕が、君にしてあげる事なんて…」(アレルヤ・ハプティズム)
「いてくれるだけで嬉しいの。
だって、貴方に出会えたのよ。
五感が無く、脳量子波で叫ぶしか無かった私に反応してくれたのは貴方だけ。貴方のお陰で、私は生きている事に感謝できたの。
そんな貴方を、この目で見つめることが出来る。
話すことも、触れることだって。
こんな時が訪れるなんて。
神よ、感謝します、アレルヤ。」(マリー・パーファシー)
セルゲイ→アレルヤ
「そういえば、礼を言っていなかったな。
五年前、低軌道ステーションの事故、救助活動に参加してくれた事、感謝する。」(セルゲイ・スミルノフ)
ソーマ→セルゲイ
「私の中のソーマ・ピーリスがこう言っています、『貴方の娘に、なりたかった』と。」(ソーマ・ピーリス)
「そうか、その言葉だけで充分だ。」(セルゲイ・スミルノフ)
セルゲイ→ソーマ&マリー
「生きてくれ、生き続けてくれ。
彼と、幸せにな。」(セルゲイ・スミルノフ)
ソーマ&マリー→セルゲイ
「今まで、ありがとうございました、大佐。」(マリー・パーファシー&ソーマ・ピーリス)
アレルヤ→マリー
「ありがとう、生きていてくれて。
ありがとう、こんな僕に、生き甲斐をくれて。」(アレルヤ・ハプティズム)
「アレルヤ…」(マリー・パーファシー)
そして、刹那も、トレミーのメンバーも、みんなが心配してくれて、全員で助けようとしていたのが、ソーマお嬢さんをあっさり見捨てたアロウズとの対比もあってすごく優しい描写なんですよね。
「君でも、笑うんだ。」(沙慈・クロスロード)
「嬉しい事があれば、誰だって笑うさ。」(刹那・F・セイエイ)
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