機動戦士ガンダム00セカンドシーズン第14話感想＆備忘録「歌が聞こえる」

　今話は、ダブルオー空間（仮）の中にマリナさんの声が響き、「みんなの『平和を願う心』をまとめる力」がある事を提示して、作品の着地点を示した形になりました。

「この歌は？」（シーリン・バフティヤール）
　
「ああ、マリナ姫が子供達の言葉を集めて作った歌だそうだ。」（クラウス・グラード）
　
「こんな状況で歌だなんて…」（シーリン・バフティヤール）

　↓

「シーリン…」（クラウス・グラード）
　
「どうして…」（シーリン・バフティヤール）

　それにしてもマリナさん、ホントにどうしようも無い才能しか無いなぁ…。
　分からない、分からない…、なんでこんな萌え要素皆無な人がこんなに可愛いく見えるんだろ……。自分でもさっぱり分からない。

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本編感想

平和を願う心

「あの武力介入はＯガンダムの性能実験。当然機密保持の為、その場にいた者は全て処分する予定だった。
けれども僕は君を助けた、Ｏガンダムを、僕を見つめる君の目がとても印象的だったから。
それだけじゃない、ヴェーダを使って君をガンダムマイスターに推薦したのは僕なんだよ。」（リボンズ・アルマーク）

「君の役目は終わったから、そろそろ返して欲しいと思ってね。
それは本来、僕が乗るべき機体なのだから。」（リボンズ・アルマーク）

　「神」に絶望した刹那が、再度「ガンダム」に神性を見出して新たな「信仰心」を取り戻すきっかけとなったＯガンダム、そのパイロットこそがリボンズだと暴露され、更には自分がガンダムマイスターとなった事さえ、リボンズの推薦あっての事と言われて、「ガンダム」という刹那にとっての「信仰心」の象徴と、それによって構築してきた「刹那・Ｆ・セイエイ」という存在を根底から揺さぶられた事になります。
　ただし、リボンズは、第２話「ツインドライヴ」で、ツインドライヴが「刹那」という「平和を願う心」に反応して初めて起動した事を知らないので、これからリボンズがダブルオーを奪取するような事があっても、今のリボンズをダブルオーガンダムは拒絶するだろうな、と思ってます。
　だから、刹那が今話でみんなの「平和を願う心」をまとめたマリナさんの歌で攻撃を止めたのは、とても正しい。

マイスター失格！？

「でも、もう二度としないでください、お願いします。」（アレルヤ・ハプティズム）

「ハレルヤがいなくても！！」（アレルヤ・ハプティズム）

　マリィを守りたいという気持ちはあるものの、それに見合う実力を出せてないんですよね、アレルヤ君は。いずれハレルヤ君に助けられてアレルヤ君が「要らない子」なんじゃないかとか悩んだりすると思うのが楽しみです。

ティエリアさん

「撃つというのか、同類を！」
　
「違う、僕は人間だ！！」

　やっぱりセラヴィガンダムは面白いなぁ。
　セラフィムガンダムかぁ。早くガンプラ出ないかなぁ…。

スパイカップル

「だったら俺もライルでいい。」
　
「ライル？」
　
「ライル・ディランディー、俺の本名だよ」

　アニューは「相手を疑っておけば自分は疑われない」メソッドを使っているのかそうでないか、と言えば、使ってないんでしょうね。でなければＯＰであんなに優遇される筈がありません。逆に、なんでマリィさんアレルヤ君のパートナーなのに最初の光の蝶を追う所に出て来ないのがとっても不安を誘います。（不吉）
　このシーンがファーストシーズンの第9話「大国の威信」とダブるというのが何とも…。フェルトさんはどうする、ロックオン！
　これはもうニールの方のロックオンに復活していただくしかありませんね。

写真

　あと、名もないカタロンメンバーがダブルオー空間（仮）で伝達されたマリナさんの声を聞いて、胸ポケットから家族の写真を取り出して懐かしんだのと同じ動作でビリーさんが取り出したリーサ・クジョー（スメラギ・李・ノリエガ）との写真を破り捨ててました。

カタロンメンバー	胸ポケットから出した家族の写真を取り出した
ビリー・カタギリ	胸ポケットから出したクジョーとの写真を破り捨てた

　まあこれはそれとして、写真つながりで、ルイスは誤解から沙慈との写真を全て削除してしまったんですが、考えてみれば、このとき携帯電話を壊してないんですよね。だから、「思い出（＝写真）」は封印しても、「対話する手段（＝携帯電話）」は消えてない。

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次回予告

　機動戦士ガンダム00セカンドシーズン第15話「反抗の凱歌」

　セルゲイさんはきっと…アンドレイと対立する方向に行ってしまう筈なので、失敗するはずの今回のクーデターを逃れて地下に潜ったりするのかなぁ。
　とりあえず、ブシドーに対抗してロシアの荒熊専用機を作るべきだと思うんだ。フワフワモフモフの熊っぽいのとか。（バカ）

おまけ〜気分ぶち壊しな話〜

「お日様出て夕日綺麗で星に願い明日が来る♪」

　中東一般では、太陽にポジティブなイメージってあんまり無いので、太陽がロゴに入っている日本の某メーカーの缶詰が全然売れなかったという話もあるくらいです。
　ただ、太陽光発電が普及している作品世界では違ってきているのかもしれませんね。（フォロー）

　でも、とてもいい歌ですよね。（遅い）