フレッシュプリキュア!第1話「もぎたてフレッシュ!キュアピーチ誕生!!」

「悪いの悪いの飛んで行け!
プリキュア・ラブ・サンシャイン!」(キュアピーチ

 す、すごい…、初代以上の俗っぽさだ…。(褒めてます)
 刷新に次ぐ刷新を経て、先祖返り、一周回って笑顔は無敵!!

 寧ろ、「おジャ魔女どれみ」を「プリキュア」にしたような印象というんでしょうか、良い意味での俗っぽさが出てて非常に親しみやすいです。

 先ずは主人公・桃園ラブの開口一番の台詞が恋愛沙汰。

「ふられた…
先輩にフラれちゃたよ〜!」(桃園ラブ

 実際は自分の恋愛ではなかったのですが、この辺りから、桃園さんが「他人の幸せ」を心から願える優しい子であると同時に、「自分の幸せ」をおざなりにしがちな「欠点」を抱えた人物像が浮かんできます。なるほど、これが桃園さんの課題ですね。

 それに続くのが蒼乃美希さん。彼氏持ちです。この時間帯で彼氏持ちのメインキャラなんて、「花より男子」以来じゃないですか?(この当時はこの時間帯追ってなかったんですけど、たまには見てました。)

 彼氏持ちとか、ぶっちゃけありえない。

 そして我らがパインの子、山吹祈里ことブッキー。存在感が…無い…。
 プリキュアさんで台詞らしい台詞を最初に喋ったとはいえ、その後もずっと影が薄いままなんて…。予想通りだよ、予想通り過ぎて泣けてきたよ!

 何か色々、ぶっちゃけありえない!!


 あとは、今年の敵、ラビリンスの面々。
 何か第一話からプリキュアの正体を予知したくせに、自分の作戦は予期しないイレギュラーの登場で失敗している、有能だか無能だか、よく分からないイースお嬢さん。
 お茶入り砂糖を飲む、ピントがボケてるサウラーさん。

 あと、ウエスターさん。

 公式サイト見ると、プリキュアだけでなく、ラビリンスも「4人目」がいる事がちらほら見えてくるんですが、これ見てると、イースさんが途中でプリキュア側に付くようには思えないんですよね、4人セットですから。

イース 東せつな East
サウラー 南瞬 South
エスター 西隼人 West
North

 果たしてどう転ぶか。

 ラビリンスさんの目的はよく分かりませんが、

  最初っから一般人を巻き込んだ戦闘→一般人の不幸ゲージ上がる→プリキュアの登場で幸福ゲージ急上昇→不幸ゲージ獲得失敗

と、プリキュア=アイドルという図式で戦闘をうまく正当化できている感じ。プリキュアさん無敵。
探そうとしてる「インフィニティ」ですが、「不幸」から「無限」は生まれず、「幸福」からこそ「無限」が生まれるという事ですよね、きっと。



 その他気付いた事を箇条書きで。

    1. パックしてる蒼乃お嬢さん(今までから見ると革新的)
    2. トリニティなのに他の二人目立たない。(キャラを立たせるのはミユキさんだけという尺を考慮した配置ですね)
    3. EDはき○りさんを思い起こさせる3Dモデル…(ドリームライブはこの布石だったのかぁ…。そして表情が無駄に…エロい、エロ過ぎるっ!!)

次回予告

 フレッシュプリキュア!第2話「つみたてフレッシュ!キュアベリー誕生!!」

 「つみたて」!?それにシャワーシーンですと!?

 なんてはしたない!!(バカ)

 今年のプリキュアは凄い…

 「ピーチ=もぎたて」、「ベリー=つみたて」と来たら、「パイン=とりたて」かぁ。借金とかしてるんじゃないんだからさ…。パインはどこまでも付いてない娘。大好きです。

おまけ

 第1話の脚本とシリーズ構成は前川淳さん。
 何か聞いたことあると思ったら、ドラゴノーツのシリーズ構成と脚本を担当されていた方です。私も文句言いながら結局全話付き合って感想書いてましたが、1話の単体としての盛り上がりと、数話を単位とした時の話の転がし方で失敗した作品だと思うので、多少不安要素はあるのですが、第1話からぱっとしなかったドラゴノーツとはちがって、フレッシュプリキュア!では第1話から楽しませていただいたので、頑張っていただきたいと思います。