機動戦士ガンダム00セカンドシーズン第22話感想&備忘録「未来のために」

 刹那、自らを「皆を『明日』へ導く存在」に変革。

「俺は、生きる。生きて明日を掴む。それが俺の戦いだ。」(刹那・F・セイエイ)

 ずっと「ルイスとの平和な日々」という「昨日」に捕らわれていた沙慈、「明日」へ目を向ける。

「ありがとう、そう言いたい気分なんだ。」(沙慈・クロスロード

「心配しないでくれ、僕だって、未来を見つけたいんだ。」(沙慈・クロスロード

 ずっと「今、この刹那の生、闘争」に執着していたミスター・ブシドーグラハム・エーカーに戻る。(「スサノオ」の下にあった「フラッグ」というグラハムさんの原点はその平行描写)

「武士道(ブシドー)とは…」(グラハム・エーカー

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本編感想

 フェルトさん可愛い…

「リンダさんがラボで育てたんだって。
貴方に、あげたくて。」(フェルト・グレイス

 荒野に咲く花は、「荒野という今を緑の園に変えるモノ」、「種を付けて命を繋ぐ未来への可能性」。EDでも使われているように地味に重要なアイテム。
 多分ね、多分だけど、フェルトが刹那に花をあげたのは、恋心という要素も勿論あるとは思うんですけど、それよりも、「未来」の為に命を懸けて戦う刹那に「命」である花を渡すことで、「ただ、生きていてくれたらそれでいい。」という、フェルトさんらしい一つ身を引いた所からの「願い」なんだと思うんですよね。

「死なないでね、刹那。」(フェルト・グレイス
 
「了解した。」(刹那・F・セイエイ)

 何故今更こんなに可愛いシーンを…悔しい程可愛い…。

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次回予告

 機動戦士ガンダム00セカンドシーズン第22話「命の華」

おまけ

 ヘッポコなトコばかりのアレルヤ君。
 しかし、伊達にマイスターの日陰者、要らない子扱いされていた苦労人だけあって、分かるトコはちゃんと分かっていた。

「マリィでいい。
そう呼びたければそれでいい。
しかし、私は…」(マリィ・パーファシー=ソーマ・ピーリス
 
「分かってるよ。」(アレルヤ・ハプティズム

 多分ね、もう「マリィ・パーファシー」と「ソーマ・ピーリス」は別人じゃなんだと思うんですよ、「マリィ・パーファシー」にも、「ソーマ・ピーリス」にも、それぞれの思いがあって、お互いにそれを理解し合ったから、「反射」と「理性」、すなわち、「反射(=闘争本能)」と、「思考(=平和への思い)」が融合して、地味に、ホントに地味に、嘗てアレルヤ君とハレルヤ君が実現した「本物の超兵」の条件を満たしたのだと思います。
 あとは、ヘッポコアレルヤ君が、己の「闘争本能」との対話でハレルヤ君を超克して男を見せてくれれば…。

 って、期待してもいいですか?