亡念のザムド第4話感想&備忘録「この世に響く耳鳴りの数々」
注意:連日の春の陽気に当てられた所為か、今日のSunithaはとっても気分がオカシいので、そういうのが嫌な人は来た道を何も言わずに戻って下さい。
ぺしこーん!(by 伊舟)
うふふあははあはあはあはははは!
言葉で伊舟を殴ったナキアミも、掌でナキアミを殴った伊舟も大ダメージ。
嗚呼、この雰囲気、いいですね、とてもいい。ディ・モールト、ディ・モールトってヤツですね!最高ですよBONESさん!!(もう最高すぎてSunithaはオカシくなってます)
これは例えるならアレですよ、子供が親に「産んでくれなんて頼んだ覚えない!」と言ったのに対して、親が「そんな事言うもんじゃないよ!」とぺしこーんとした後の気まづーい雰囲気ですよ。(因みに、私の経験談ではありません。)
まあとにかく、伊舟が思わずナキアミを殴ってしまった後の両者の表情、その後の落ち込みっぷりが素晴らしいんですよ。伊舟もナキアミも、「悪いことした/言った」と思ってる。恐らく、伊舟も、ナキアミとはまた違った形で「漂ってる」んでしょうね。
恐らく、「難民」がキーワードの一つみたいなので、伊舟は亡国のお姫様とかそんなのかなぁとは思います。ナキアミもお姫様みたいですし、似た者同士というヤツではないでしょうか。
でも、そんなナキアミを他人だと思えないから放っておけなくて甘えさせてあげたいんだけど(それでも伊舟はかなりナキアミに対して甘々ですけどね)、見た通りに素直じゃない人だからそれをナキアミにはっきりと言えない。ナキアミの方も他人行儀を崩せないから、伊舟に対して甘えられない。
なんて素晴らしいじゃないですか!!
というワケで、恐ろしくツボに入ったのでなし崩し的に亡念のザムド第四話感想。
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本編感想
かいつまんで言えば、「母は最強です」な話。
その「母」とは勿論ユンボ。ヒノキ丸がザムドになろうが大丈夫。ユンボがアキユキを手伝えばみんな手伝う。他人に弱みを見せない伊舟が弱り目を見せて、それをしっかり包んでくれる(普段は認めないタバコを容認するトコね)。
正に最強。
で、また新たな女性キャラ。正確には、「昔は女でした」ですが、まあ女性には違いないでしょう。天心様ね。
「船の中にいる者には船が動いているか分からぬもの。
だが、今この瞬間も無為な時間に見えて汝は自分を作っておる。」
「考えよ、船が向かう先を。
ザムドは何を求めるか、何を求めずにはいられないか。
教えよ。」
何言ってるかさっぱりですが、意訳すると、多分こんな感じ。
「人は生きている時は生きている事に気付かないもの。
だけど、一見無駄な時間に思える日常の中でさえ、絶えず自分の『存在』を生み出し続ける、即ち『生きている』。」
「考えろ、自分の『生きる未来』を。
人/ザムド/ヒルコが『生きる事』を望み、『生きる事』を求めずにはいられない、その意味を。」
もし間違ってても責任なんて取らないけど。(無責任)
先週の感想で「ザンバニ号=家」と書いたけど、実際はもちょっと細かくて「ザンバニ号」は「『生』の意味を探る為の方舟」なんですね。「家」であるけど、「ザンバニ号の行き先」が即ち「生きる意味」というヤツですね。またBONESさんが最後を煙に巻きそうな雰囲気がじっとり漂ってますね―。悪辣ですねー。狡猾ですねー。(褒めてます)
で、結局今話で言いたいのはこれね。
「俺たちは何をすべきなのか。」(フルイチ)
「答えはまだ分かりません。」(アキユキ)
ザンバニ号でも、尖端島でも、己の去就を決しかねている嘗ての仲良し三人組、アキユキ、ハル、フルイチ。
アキユキは、「よく分からないけど、ザンバニ号でヒルコと一緒に赤ん坊から生き直すのが正解っぽいかな?」というのでザンバニ号の進路とようやく舵向きが同じになった感じ。
フルイチは、何やら島の自衛の為に兵に志願する気満々っぽいし。
ハルは、シダレさんを救う事で自分の進む先を決めるという事でOKね。多分「私は待たないよ、迎えに行くよ」とか言うんでしょう。
因みに、わたしゃハルはどうでもいい。ナキアミ万歳。(バカ)
「貴方は誰を待ってるの。」(シダレ)
おまけ
「赤ん坊かよ、お前は。
ナキアミは−、健気に助けようとしてんじゃねぇか。
文句言うな。」
全くだな!羨ましいこと限りないぞこのスケコマシ主人公が!嫌なら私と代われ、この野郎!