ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-第4話感想「飛翔 ―青の果てへ―」

 この作品で描きたい事がやっと分かってきました。
 この作品はタイトルにもあるように「共鳴(レゾナンス)」がキーワードとなっているのです。
 つまり、「ジン&トアの関係」と、「全ての人間と全てのドラゴンの関係」が「共鳴」して、「主人公とヒロインの関係」が全世界に共鳴を起こして波紋をなしていくのだと思います。
 例えば、今回、トアが月にいた事をジン君が分かってしまったのは、ジン君とトアさんの間に「共鳴(レゾナンス)」があるから。アキラさんが直感しているように、その「共鳴(レゾナンス)」はISDAで行われているような人間からの一方的な契約の履行を迫る「レゾナンス」(その結果がスピリタスさんを殺してしまったハウリングスターさんの苦悩)とは違い、もっと違う何かへの可能性を孕んでいるという事なのですよ。

「追わなくていい。
あいつなら変えられるかも知れない。」
「変える?」
「うん、人間とドラゴンの関係をな。」

Rain Of Love

Rain Of Love

 そして宇宙へ向かうジン君。
 2度に渡って空へ昇る事を拒絶されるように空から落ち、大事なモノ、家族を、トアを、守る事も出来なかったジン君ですが、今度は大事なモノをちゃんと掴んで地球に帰ってきて下さい。

「宇宙から見た地球の美しさは格別だ。
人生が変わると言ってもいい。」

 さて、一方のカズキ君は坂道を転げ落ちるようにダメ人間に堕ちて行きます。

「ジンのヤツ、また僕のギオを。
許さない、絶対に。」

 これでザコを蹴散らせば「実は出来る人」という印象が与えられたのかもしれないのに、多勢に無勢、ボコボコにやられてしまいます。
 で、手を差し伸べたウィドーさん。名字が無いと言う事は実はドラゴンなのでしょう。キャラ説明を見ると報われない方みたいですが、カズキ君!女性には優しくした方が得だと思いますよ?(ドクロ)

試しにwikipaediaから名字とかファミリーネームがある人を引っ張ってくると、全員人間です。

カミシナ・ジン 人間
ペイゼル・サカキ 人間
キリル・ジャジエフ 人間
クラタ・サキ 人間
カケイ・リョウコ 人間
ジングウジ・メグミ 人間
ライナ・クロムウェル 人間
ソウヤ・アキラ 人間
ジークリンデ・パウムガルド 人間
タチバナ・カズキ 人間
アマギ・ケイイチ 人間
キタジマ・ユウリ 人間
ホシ・ナナミ 人間
ノザキ・カスガ 人間
アーシム・ジャマール 人間
ガーネット・マクレー 人間
ヨナミネ・コウ 人間
カミシナ・エイジ 人間
カミシナ・ミホ 人間
カミシナ・アイ 人間

で、こっちが、名字とかファミリーネームが無い人達。ウィドーさん以外みんなドラゴンなんですよ。

トア ドラゴン
ギオ ドラゴン
ハウリングスター ドラゴン
マキナ ドラゴン
アマデウス ドラゴン
ウィドー
スピリタス ドラゴン

 分かったかい、カズキ君?

次回予告

 ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-第5話「交錯 ―降り出した雨―」
 当初、5話まで詰まらなかったら切ると公言してましたが、今週の出来を見るともうちょっと延期しようと思います。

perfect blue

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