ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-

ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-第25話(最終回)感想&備忘録「共鳴―永遠に響き合うように―」

「宿命」サイドが掲げてきた「強制」、「不変」、「画一性」を背負う最後の要塞タナトスが、「運命」サイドが掲げる「自由意志」、「変化」、「多様性」を背負う主人公達「他者」の存在を認める事で、「宿命」から解放されるという、今まで何度も何度も繰り…

ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-第24話感想&備忘録「逆鱗―消えゆく明日―」

「宿命」サイドが掲げる最優先事項、「永遠」と「唯一」では、誰も!何一つ!「変わる事」はできない!「自由意志」は「互いに違うから」存在する!「有限の時を誰かと一緒に生きているから」存在する! ドラゴンの卵にレゾナンスを「強制」し、人類を滅ぼす…

ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-第23話感想&備忘録「散華―悲しみと希望と―」

最終回まで残り2回。 今回はジン君が「恋人に先立たれる辛さ」に耐えきれずトアさんをギオに渡し、カズキ君との浜辺での殴り合いで、「例え別れる事になっても、出来る限り一緒にいよう」と決心し、更に散り散りになっていたISDAが再び一つに結集する回…

「そのとき、タナトスは思った。ひとりではないと…。」〜ドラゴノーツとブレンパワードとの類似性から〜

先日のドラゴノーツの記事で、「タナトス」の思考についてさらっと書いたんですが、書き足らない事があったので書いてみる。 あと、多分タナトスが怒っている理由は、「レゾナンス」という擬似的な「絆」を人間によって無効化され、「真のレゾナンス」で新た…

ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-第22話感想&備忘録「襲来―審判の時―」

色々ツッコミ所は山ほどありますし、色々言いたい事もあると思うけど、愚痴は最終回を見てから言いましょう。もうここまで視聴しちゃったんですから、「後悔」なんて考えちゃ負けだって、私は思うんですよ!(バカ) というワケで、今回も元気にポイントを挙…

ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-第21話感想&備忘録「決別―継承せし者―」

ギオは「トアの命を救えさえすればいい」と「その為に失ってしまう『三人の時間』」との間で葛藤し、ジン君は「トアさんの命を救いたい」と「トアさんと離れたくない」との間で葛藤し、トアさんもやはり「ジン君ともっと一緒にいたい」と「ジンと離れたくな…

ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-第20話感想&備忘録「奪還―断ち切られた絆―」

今回は、「死期」の告白の為の最後の障壁を二人で越えた「運命」サイドのジン君とトアさんと、「宿命」サイドに乗っ取られたギオが登場。いずれギオも「運命」サイドに帰ってくるとは思いますが、残り数話、頑張って欲しいと思います。 あと、何だか最近、感…

ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-第19話感想&備忘録「家族―温もりの欠片―」

今回は「親子の絆」がテーマ。 「父親」として、ジークリンデの父親であるヴィルヘルム・バウムガルドと、ローラの仮初めの父親であるベイゼル・サカキ、そして、ドラゴンとドラゴンの全ての親であるタナトスの姿が描かれていました。 「娘を助けたい、それ…

ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-第18話感想&備忘録「平穏 ―仮初めの日常―」

作中正義だった筈の「自由意志」を掲げるジン君達「運命」サイドが迫害され、「タナトス」と同じく作中悪だった筈の「強制」を掲げるカズキ君「宿命」サイドが人類社会に於ける正義の代弁者になっている逆転現象が起きているのが興味深いです。 普通に考えれ…

ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-第17話感想&備忘録「咆哮 ―明星の燃えし時―」

今回はアーシム王子もマキナさんも一度陥ってしまった「宿命」サイドのキーワード、「強制」をはね除けて、「運命」サイドのキーワードである「自由意志」を以て救済されたお話でした。ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス- Vol.1 [DVD]出版社/メーカー: コナミデ…

ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-第16話感想&備忘録「慟哭 ―引き裂かれた運命―」

今回は、順風満帆だった筈の「運命」サイドに「死」という名の「強制(=「宿命」側のキーワード)」が襲いかかる話。 トアさんには「寿命」という「死」が近づき、アキラさんは「殺害」という「死」が与えられ、マキナさんも、「暴走」の先に待っているのは…

ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-第15話感想&備忘録「抱擁 ―呼び合う者達―」

今回は、それぞれの「自由意志」によって火星に向かった「運命」サイドのジン君一行が、トアさんを助けに向かい「愛の力」で不可能と思われる数々の困難(・・・。)を打ち破り、トアさんもまた「愛の力」で不可能と思われていたCSSを打ち破って、「運命」側の…

ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-第14話「朋友 ―違えし未来―」感想&備忘録

この作品、「ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-」は「自由意志」と「変化」をキーワードとする「運命」と「強制」と「不変」をキーワードとする「宿命」の対立を中心に展開されるお話です。 ドラゴンに強制を強いるタナトス、トアさんに強制を強いるアーシム王…

ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-第13話感想&備忘録「光臨 ―示された道標―」

今回は「絆(=非レゾナンス)」によってタイプXがハバラギさんからジン君に受け渡され、また、「絆(=非レゾナンス)」によってナナミさんがトアさんの声をジン君に届けるという、「受け渡し」のお話。今回の締めは綺麗。なんだ、やれば出来るじゃないですか…

ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-第11話感想&備忘録「強襲 ―灼熱の使者―」

あれ?今回は脚本いいな、と思ったら、いつもの爆笑脚本の「前川淳」さんではなく、「宮崎真一」さんが脚本を担当されていたそうです。また来週からは「前川淳」さんが担当されるそうですが、「前川淳」さんはもうちょっと担当回を減らした方がこの作品の為…

ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-第10話感想&備忘録「鳴動 ―真実を求めて―」

今回は見ただけの内容しかありませんでした。はい、ホントです。 というワケで、ウチが書く事は全くありません。 あ、そうそう。何となく、真月譚月姫第9話「死。」を思い出しました。 「もう、限界だわ・・・」(遠野秋葉) [rakuten:otrp:10004501:detail] 次…

ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-第9話感想&備忘録「真実 ―砕けた鏡―」

今回は、「運命側」と「宿命側」で動きがありました。 「運命側」ではウィドーさん、マキナさん、アキラさん、ライナさんが動いていたのに対し、多分「宿命側」のキャラのナルシスト王子様が登場。過剰にならないように期待して観ていこうと思います。ともか…

ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-第8話感想&備忘録「決意 ―疾風を越えて―」

今日はいつもよりずっと脚本も演出もしっかりしていて、いつもよりず〜〜っと面白かったです。と、思ったら、今回だけは脚本が「広田光毅」さんに代わっていたそうです。で、来週からはまた第一話からず〜〜〜〜っと担当してきた「前川淳」さんに戻るそうで…

ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-第7話感想「別離 ―虚空よりの響き―」

どうにもこうにも、ジン君のヒーロー度が足らないなぁと思った第7話。 トアと自分、それにギオの3人で地球で暮らそうと言ったジン君ですが、いざトアとギオを秤に掛けたらやっぱりトアをとってギオをモノみたいにカズキ君に渡してしまいます。 違うぞジン君…

ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-第6話感想「追憶 ―水面に映りし心―」

今回はジークリンデさんが「運命」側に寄る話。例によって簡易感想です。Rain Of Loveアーティスト: 福井裕佳梨,藤林聖子,相吉志保,高木洋出版社/メーカー: コナミデジタルエンタテインメント発売日: 2007/11/21メディア: CD クリック: 5回この商品を含むブ…

ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-第5話「再会 ―惹かれあう想い―」

今回は、トアさんの「運命」側にアキラさん&マキナさんが加わったお話。 「運命よ。ジンやギオとの出会いも。 そして貴方達が生まれたのも、全ては運命。 「運命・・・。」 次回予告を見てると、ジークリンデお嬢さんもジン君に感化されて「運命」側に靡きそう…

ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-第5話感想「交錯 ―降り出した雨―」

今週のギオを観ながら、トア第一主義なギオさんは「親父キャラ」なんだと思いました。 「トアを俺に下さい!」(ジン) 「ならば、俺の屍を越えて行け!男なら言葉でなく拳で語れ!」(ギオ) 「二人ともやめて!」 「ヒロインパーンチ!」(ジン) 「ヒーロ…

ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-第4話感想「飛翔 ―青の果てへ―」

この作品で描きたい事がやっと分かってきました。 この作品はタイトルにもあるように「共鳴(レゾナンス)」がキーワードとなっているのです。 つまり、「ジン&トアの関係」と、「全ての人間と全てのドラゴンの関係」が「共鳴」して、「主人公とヒロインの関…

ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-第3話感想「覚醒 ―集いし翼―」

今回も様子見という事でポイントだけ纏めてみる。Rain Of Loveアーティスト: 福井裕佳梨,藤林聖子,相吉志保,高木洋出版社/メーカー: コナミデジタルエンタテインメント発売日: 2007/11/21メディア: CD クリック: 5回この商品を含むブログ (53件) を見る ポイ…

ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-第2話「―逢瀬 -動き出す世界―」感想

様子見と言う事でポイントっぽい所だけ書いてみる。 ポイント 「宇宙から地球を観る」のがキーワード 「人生変わるくらい?」 「変わったかも。」 成る程、ジン君が宇宙に行く事が物語上で重要なイベントになるワケなのですね。 中盤か、終盤か、それは分か…

ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-第1話「共鳴 ―つないだ手―」感想

「そのとき、僕は思った。ひとりではないと…。」 今回は主人公の「孤独」についてでしたが、ヒロインのトアも、よく分からないですがドラゴン達も「孤独」で、それを解消してあげる事が作品の主軸になるのだと思います。 第一話は、謎の物体の攻撃により爆発…