ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-第15話感想&備忘録「抱擁 ―呼び合う者達―」
今回は、それぞれの「自由意志」によって火星に向かった「運命」サイドのジン君一行が、トアさんを助けに向かい「愛の力」で不可能と思われる数々の困難(・・・。)を打ち破り、トアさんもまた「愛の力」で不可能と思われていたCSSを打ち破って、「運命」側のキーワード「変化」を提示したお話。
いや、ちゃんとジン君も刀を受けて投げたり、ギオを助けてたりしましたよね、一応。(フォロー)
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本編感想
「運命」サイドは冒頭に書いた通りですが、一方で「宿命」サイド(の筈)のアーシムさんは「強制」によって捕らえていたトアさんがCSSを打ち破った事に甚くご満悦のご様子。
「愛の力か、面白い。実に面白い。」
また、アーシムさんは、王位継承権を持つ兄ラジーナさんをガーネットさんに殺させたりと、「愛の力」の逆を行っていてまさに「宿命」サイドのように見えるんですが、自分には無かった「王位継承権」を「自由意志」によって自らの手で勝ち取った「変化」は「運命」サイドと被る所もあるんですよね。こういうところを見ると、アーシムさんは「宿命」サイドの人間ではあるんですが、どこか「運命」サイドを完全には否定していないような気がするんですよね。でなきゃトアさんがCSSを破るという「宿命」サイドのキーワード「強制」を打ち破られて笑っていられる筈が無いと思うんですよ。
「それが時に想像もしない大きな力を生み出すこともある。」
「愛。でもそれだって人間の欲望。
醜い人間の性じゃないのか?」
アーシムさんは「運命」サイドとも「宿命」サイドとも取れる、オストルムさんにも似た立ち位置のキャラで、これから「運命」サイドへと「変化」していくのかなぁ?
それとも、アーシムさんの役割はたとえ「自由意志」でも「愛」がなきゃダメだという事かなぁ?
おまけ
トアさん曰く、何やら地球の危機らしいんですが、全然実感が無いなぁ。何だかよく分からないうちに主人公一行は宇宙だし。