う…狼狽えるんじゃあないッ!ブリタニア軍人は狼狽えないッ コードギアス反逆のルルーシュR2第6話感想&備忘録「TURN06 太平洋奇襲作戦」
今回はナナリーの「真実へ向かう意志」が示された回でした。
「スザクさんも嘘を付いているのかしら。
でも、お兄様だって。
お二人の間に、何が…」(ナナリー・ヴィ・ブリタニア)
前シリーズでナナリーはゼロの行為を否定していましたし―――
「スザクさんを助けて上げて下さい。ここで今、一番頼りになるのは―――」(ナナリー・ヴィ・ブリタニア)
―――まあ予想通りというか何というか。スザク君の隙を縫って5秒間の時間を捻出できた事で、ナナリーに「真実」の一端を知らせる事ができたものの、その「真実」がルルーシュにとってプラスに働くというワケではない―――というか、脚を引っ張るのがコードギアスなので、一層ナナリー自身の「意志」が明確になるというトコロでしょう。
「貴方は、間違っていると思うのです!」(ナナリー・ヴィ・ブリタニア)
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本編感想
ナナリー
ともかくも、これでルルーシュは「ナナリーの為に戦っている」のに、ナナリー自身は「ゼロを否定し」て、対立する方向に流れていき、ルルーシュは苦悩する。
そしてナナリーは、ルルーシュとゼロによって「真実」の存在を忖度する賢い子ですから、「真実を見る」為に目を開ける為の伏線も敷設完了。
また、ナナリーが提示した「やり直せる」というのは大事ですよね。
「だから、私はユフィ姉様の意志を継ぎもう一度行政特区日本を―――」(ナナリー・ヴィ・ブリタニア)
「復活させると?」(ゼロ)
「ゼロ、貴方もそこに参加してもらえませんか?
やり直せる筈です、人は!」(ナナリー・ヴィ・ブリタニア)
コードギアスR2自体が「やり直し」を全面に出しているので、前作でユーフェミア様を殺してしまった事や、ユーフェミア様が全く表舞台に出てこなかった期間が長すぎた事も含めて、それらがナナリーに継承されて「やり直し」をしていくという事ですね。
枢木スザク
「アプスン将軍が戦死したって報告もあるけどー。」(ロイド伯爵)
「今は、総督の救出を優先します。」(枢木スザク)
「カレン、僕はナナリーを助けなくちゃいけない。
今更許しは、請わないよ。」(枢木スザク)
「優先」はシュナイゼルのキーワードであり、嘗てのスザク君の不殺、つまり、敵も味方も優先せずに全員を助けようとしていた考え方はとっくに駆逐されているという事ですね。
ナナリーを道具に使い、親友であるルルーシュを売って出世し、友人だったカレンお嬢さんを殺すつもりで砲撃したりと、もうどうしようもない外道の仲間入り。
この「外れた」スザク君がどこまで続くか楽しみに待とうと思います。
そもそも、今のスザク君の在り方は、目的はナナリーと一致してますが、手段自体はゼロと同レベルなので、ナナリーが「真実」を知れば拒絶は免れませんし。そんなワケで、スザク君もナナリーとこのままの関係が続く訳ではなく、どこかで救済されるとは思うんですけどね。
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