機動戦士ガンダム00セカンドシーズン第4話感想&備忘録「戦う理由」
「戦う理由(=ここにいる理由)」を失った人は再び獲得して世界と向き合い、「戦う理由(=ここにいる理由)」が無かった人は、「戦う理由(=ここにいる理由)」を抱いて世界と向き合う人を見て、自分の「戦う理由(=ここにいる理由)」を模索する話。
「ここよ、私はここにいる…」(マリー・パーファシー)
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本編感想
沙慈君だけが、未だ「平和」の中にいる気分でいるワケですが(マリナさんはどっちつかず)、そんな沙慈君が「平和」の外の世界の現実を知り、どうするか?というのは重要ポイントの一つだと思います。
「イアンさん、貴方はどうしてここにいるんですか?」(沙慈・クロスロード)
「世界の歪みをガンダムで断ち切る。
それが、俺とガンダムの『戦う理由』だ。」(刹那・F・セイエイ)
(マリナさんは言い返せない)
アレルヤ・ハプティズム
「決まっているじゃない、生きている事によ。」(マリー・パーファシー)
アレルヤ君の思いが、当の本人、ソーマ・ピーリス、マリー・パーファシーの二人にとってはどうかは今後の展開に任せるとしても、アレルヤ君にとっては「自分はここにいる」という大事な事を教えてくれたマリーの為に、「今、ここ(ソレスタルビーイング)にあらんとする」、また「マリーはここにいるんだ/いたんだ」というのが熱い。
思うに、ソーマお嬢さんの人格はマリーに上書きされたのではなくて、主人格アレルヤに副人格ハレルヤが干渉できるのに対して、主人格ソーマ・ピーリスに、副人格マリー・パーファシーは干渉できないというだけという事なのではないかと。(だから主人格が半ば消えていた状態でマリーが脳量子波でアレルヤ君に話しかけられた?)
だとするなら、マリーがまだ消えていないというのも希望が持てます。
ですが、マリーにあんな事したりそんな事したりするのは、流石に主人格のソーマお嬢さんの許可も必要だと思うので、先ずはソーマお嬢さんを口説くところから始めませんか、アレルヤ君。
みんなの年増アイドル、スメラギさんフラグを立てようなどとおこがましい!だが、むしろ応援する!がんばれアレルヤ!
「今の私には『戦う理由』が無いの。『ここにいる理由』もね。」(スメラギ・李・ノリエガ)
「貴方がここにいる理由はあると僕は思います。」(アレルヤ・ハプティズム)
あと、ファーストシーズン第11話「アレルヤ」では、アレルヤ君が「苦い」と言った酒を、スメラギさんと一緒に飲もうとしたシーンが良かった。
罪の意識から「自分はこうあらねばならない」という強迫観念に捕らわれていたセカンドシーズンのスタートラインにいたアレルヤ君とスメラギさんですが、一歩早く「戦う理由(=ここにいる理由)」を見出したアレルヤ君が、同じく苦悩し続けるスメラギさんに、自分の過去を明かす事で「世界と立ち向かう気持ち」へと導こうとするのが、「仲間」らしくて良かった。
その他
「左手の薬指」、義手なのか、再生したのかは分かりませんが(EDで銃を握っている手がルイスさんのなら、は生身の腕のようには見える)、それに未練を見せつつもガンダムを倒す事にルイスさん。
一応これも「戦う理由」だけど、「憎しみ」という、ガンダムが断ち切ろうとしているモノを理由にしてしまったカタギリさん。
最後に、「戦う理由」が無いのに戦うミスター・ブシドー。(笑)
ファーストシーズンの言葉を借りれば「無意識の悪意」というヤツですが、見てて面白いかムカツくかの違いは有っても、アリー・アル・サーシェスの同類だと私は思っているので、やはりミスター・ブシドーは今シーズンも強敵です。(なので、相対的にサーシェスはそんなに重要じゃないってこと)
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