Yes!プリキュア5GOGO!第47話感想&備忘録「気持ちをひとつに!青いバラの奇跡!!」
「ありがとう、ブンビーさん。」(夢原のぞみ)
ついに「エターナル」から「ブンビーさん」の固有名詞へランクアップ!ブンビーさんおめでとう!
ということは、夢原さん、今まで名前覚えてたのに敢えて「エターナル」って呼んでブンビーさんを追い詰めてたのか…何という孔明の罠。(素直に好感度がアップしたとか人格を認められたとかとは何故か言いたくない)
今シリーズで積み上げて来たもの、「心を運ぶ手紙」、「シロップとプリキュアさんとの関係性」、「ブンビーさんの仲間意識」、「フローラさんのバラの蕾みたいな種(=フローラさんの願いの象徴)」が合わさって、石化解除&スーパープリキュアへパワーアップ、最終決戦へ。
本編感想
「命を運ぶこと、それが貴方の仕事です。」(フローラさん)
ここに来て、「絶えず成長する命」のキュアローズガーデンと、「大事なモノを届ける運び屋」のシロップがリンク。シロップの本来の姿とは、「夢・可能性」という種を届けて「成長する人」達同士を結びつける事。
「移ろい行く儚い命」だからこそ、小さな小さな種いっぱいに詰まった「可能性」がある。だから「成長」できる。
今まで積み上げて来たものがようやく結実した感じです。
大事な人達の為にシロップのアイデンティティ再獲得によるプリキュア救出劇。参った、参ったぜ。
〜気分ぶち壊しな話〜
……なのですが、重箱の隅を突く的にたまーに違和感を感じずにはいられない脚本。
「やっぱり分かってもらえなかったのですね…」(フローラ)
いや、フローラさん、「やっぱり」とか思ってたのなら、もうちょっと伝える努力をさ…、いや、何でもないです…。この台詞で私の中のフローラさんの株が投げ売りされてストップ安状態なので、早く「フローラさんの真意」でフォローしてください。いや、マジで。そんな目で見ちゃダメだとは思いつつも、フローラさんの心に黒いモノを見てしまうので。
「ごめんロプ。シロップはフローラの心を館長に伝えられなかったロプ。」
「謝るのは私の方です、こんな危険な目に遭わせて…本当にごめんなさい……。
でも良かった、貴方が無事で…。」
「フローラ、シロップが記憶を全部無くしていた時、どうして教えてくれなかったロプ?」
「それは…」
たとえば、目のアップとかは嘘を付いているときによく使われる手法だし、「でもよかった、貴方が無事で…」とか、「一緒に始末するつもりだったのに生き延びやがって…」とかの常套句だし、「それは…」とか、犯人が言葉に詰まった時のお約束の台詞でしょ。
これはいけない、とてもいけない。
大人の私の目から見るとかなりフローラさん胡散臭いんですが、幼女のみなさんがフローラさんにどういう印象を持っているのか一度お聞きしてみたい。
あとは館長さんのフローラさんに対する態度かなぁ。以前館長さんとフローラさんが話しをしていた時は、館長さんはキュアローズガーデンを支配しようとはしていたけど、フローラさんを捕まえてどうこうという態度ではなかったので、今話で館長さんがフローラさんが生きている間に「永遠」のコレクションに加えようとする倒錯的な趣味に走っているのはちょっと違和感。私は、シロップと同じ鳥だし、髪の色も同じだわで、館長さんは愛し方を知らないだけの方だと思っていたかったのかも知れないですね。
何か妙に唐突に「世界征服」とか言い出したりして。「世界征服」が本来の目的なら、フローラさんの生死にあれだけ拘っていた理由がブレるし。
「これで世界の全てが永遠に私のものになった。」(館長さん)
まあ、矛盾する精神とかでもいいけど、幼女にはそういうのちょっと早いと思うのさ。相手はオッサンだしね。