ヒロイック・エイジ感想第4話「惑星ティターロス」

 第4話「惑星ティターロス」感想

 今回はエイジが感じる孤独と、イオラオスさんの感じる劣等感が緩和されるお話の前編です。
 イオラオスさんの深層の設定が明かされて伏線が敷設されました。

 何となく面白くなってきました。

 先回のヒロイック・エイジ第3話「英雄の種族」では5件の感想記事のトラックバックを頂きました。
 今話のヒロイック・エイジ第4話「惑星ティターロス」の記事でも皆様のトラックバック・コメントをお待ちしております。より沢山の読者の皆様の鑑賞の手助けになるような感想を目指して頑張りますので、ご協力宜しくお願いします。

 停泊した宇宙港ではエイジの存在を隠さなくてはならない状況に。
 言葉に詰まるディアネイラさんに代わってアネーシャさんが説明します。
 相変わらず役に立たないヒロインです。

アネーシャ
「だから、エイジの事は秘密にして、この船にいない事にするのが一番いい方法なの。」

 その言葉に人知れず哀しみを覚えるエイジと、そんなエイジの気持ちを察して心を痛めるディアネイラさん。

エイジ
「エイジはアルゴノートにいない方がいいって言ってた。」

ディアネイラさん
「不自由な思いをさせてしまって、申し訳ありません。」

 だから、ディアネイラさんは、その言葉をエイジの前で言ってあげたらいいのに。
 相変わらずやる気の無いヒロインです。

イオラオス
「極めて遺憾だが、お前の同意が無ければ連れてテレポートする事は出来ない。
私が飛ぶと言ったら黙って言うとおりにしろ。いいな?」


 これが象徴するのは、イオラオスさんには他人に強制する事が出来ない立ち位置にあると言う事。
 エイジと違って、イオラオスさんには、「他人」と協調して協力する設定がなされているという事。
 その「他人」には勿論エイジも入っているワケで、この設定が出てきたという事は、来週はエイジとの相互理解と協調イベントが待っているという事です。

 実際、エイジはイオラオスを嫌っているワケではなく、アルゴノートのクルーを、光、空気、雲と、美しい自然の夜明けに準えて捉えています。
 この「夜明け」は勿論「始まり」「希望」を象徴しているワケで、これから一緒に戦い、一緒の時間を過ごしていく仲間に対して極めて前向きで明るいイメージです。

エイジ
「ディアネイラの声は暖かい光
アネーシャは朝の空気。
テイルとメイルは流れる雲。」

イオラオス
「なら兄である私は差詰めどんより垂れ込めた雨雲か。」
エイジ
「イオラオスはね―――」

 来週はエイジとイオラオスさんのちょっとだけ相互理解エピソードが絡められて、イオラオスさんの「イメージ」を伝えて、仲間以上友達未満ぐらいの関係になるのだと思われます。
 その後に、イオラオスさんの「いけない趣味」をディアネイラさんにバラしてオチを付けたら完璧です。

 イオラオスさんのイメージは、ディアネイラさんの光を受けて育つ「トマト」のような気がします。




 
 エイジに対する嫉妬と劣等感に苛まれるイオラオスさん。

イオラオスさん
「私も猿に生まれたかった・・・。」

 ダメだこいつ。

 しかし、イオラオスさんには、妹キャラが二人デフォルトで装備。
 テイルさんとメイルさんです。

 憎 ら し い 。

 こんなに可愛い妹が二人もいるのに、何であんなにやる気の無いヒロインこと、ディアネイラ様にぞっこんなのでしょうか。
 私にはイオラオスさんは理解出来ないと思います。

 さて、得る事の出来ない力を望むイオラオスさんは失意の底、部屋も真っ暗で引きこもり気味ですが、そんな所にテイルさんとメイルさん、ディアネイラ様を隠し撮りした立体映像を持ってお宅訪問です。

テイルさん&メイルさん
「振込はいつもの額で。」

 お金を取る辺り、しっかりしています。

イオラオスさん
「月末に、纏めてな。」

 月末、その気持ち、私にもよく分かります。
 欲しいモノは取り敢えず買っておきたくなるのが人情というものです。

 そんなイオラオスさんの趣味はディアネイラ様の立体映像収集。
 現代に翻訳すればフィギュア収集です。
 部屋にはディアネイラ様の立体映像だらけです、病的です。

 何だか、イオラオスさんが理解出来そうな気がしてきました。

 そんな普通人にはちょっと理解出来ない趣味を有ろう事か恋敵のエイジに見られたイオラオスさん。
 普通なら悶死憤死、或いは取り乱してしまう所ですが、イオラオスさんはマジ顔で言います。

イオラオスさん
「ここで見たものは忘れるんだ。」

 あっ、それ無理でした。(経験談

 部屋に隠してあるフィギュアが見つけられて、どうしようも無く動転してしまって、ワケの分からない事を口走ってしまうイオラオスさん。

 やっぱり彼とは分かり合えそうな直感があったんですよねー!(バカ)