魔法少女リリカルなのはStrikerS第20話感想「無限の欲望」
今回は「隠されていた真実」と「立ち位置」が明確になった回。
今回は説明回だったので、その辺は他のブログさんに任せて各人の「立ち位置」に絞って簡単に纏めてみてみます。(と言うか旅行中なので縮小営業中 あとで追記を書くかも。)
魔法少女リリカルなのはStrikerS Vol.2
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なのはさんとドゥーエさん(&スカリエッティさん)の対立
なのはさんが魔法少女に、教導官になったのは、「悲しい出来事」、「理不尽な痛み」、「どうしようもない運命」を「撃ち抜く力」、「思いを貫き通す為に必要な力」を欲して、その力の使い方を「子供達」にもその「思い」と「力」を、片方が欠ける事無く持って欲しかったから。その点で、ドゥーエさんが口にした「扱いきれぬ力は必ず破滅を招くものです。」を打破してくれそう。何よりスカリエッティさん達が間違っているのは、「思い」が無く、「力」だけを欲していて、人の「思い」さえホイホイと裏切るから。
あと、なのはさんが砲撃を撃ちまくるのは、「撃ち抜く」、「貫き通す」というなのはさんの「思い」の形が表出しているからという説明がありましたが、これは、制作者側が「魔砲少女」とか呼ばれているなのはさんを弁護しているんだと解釈。このなのはさんの立ち位置は、望まない力を持って生まれてきたスバルお嬢さん達を肯定する言葉じゃないかなと思いました。
「夢見て憧れて、必死に積み重ねてきた時間、どんなに辛くてもやめなかった努力の時間は絶対に自分を裏切らない。」(なのはさん)
その文脈で、子供達の居場所である筈の「ゆりかご」を帰る場所としたスカリエッティさんは、次に書く「評議会の三人」が「成長の否定(=人格の否定)」であるのと同じで、「旅立つ」場所にしなくてはいけないので、現時点では否定しなくてはいけません。
特に気になった事
評議会の人たちが展開上、死を要求されていたのは、「管理世界」という「子供」に対する「過保護な親」という立ち位置を取ったからだと思います。つまり、子供の「成長」を予定・認識・期待していないから、「育成」して「成長」を期待するなのはさんとは対立するからだと思われます。
今回評議会の3人が殺された事は、ドゥーエさんによる殺害とはいえ、結果的に「旧世代」である評議会からの真の世代交代、真の自立を意味しており、「作品」に対しても世代交代を示唆しているなら面白いです。つまり、4期からスバルお嬢さん&ギンガお姉さんの熱血アニメとかに。
その他の纏め
先回の感想で書いたように新人さん達の育成物語は先回で一先ずの到達点を迎えたと思って良さそう。スバルお嬢さん以外は影が薄い薄い。
なのはさん&ヴィヴィオ | 「母親になる」覚悟の表明自体は来週以降に持ち越し*1 |
フェイトさん | スカリエッティさんを否定しに潜入*2 |
なのはさん&フェイトさん | 戦闘前にはやてさんとヴィータさんの前で夫婦漫才を披露。女同士でもいいから早く結婚しちゃって下さい。 |
新人さん | なのはさんが新人さん達を「ストライカーズ」として認定*3 |
スバルお嬢さん | なのはさんと拳の語り合い。ギンガさんの事は任せた。二人で生きて帰って来て下さい。 |
ティアナさん | スバルお嬢さんの良い相棒の立ち位置に着地。9話以降の地味さは異常。 |
エリオ君&キャロさん | フェイトさんとお互いを心配する形で、今まで形成されてきた母子関係を確認するイベントを提示。 |
レジアスさん | 親友を売り渡したみたい。*4 |
評議会 | 秘密をベラベラ喋るから危ないと思ってたら、やはりお亡くなりになりました。展開上死ななくてはいけなかったと*5はいえ、レジアスさん共々、或る意味正義だった人達です。ご冥福を。 |
スカリエッティさん | 実は人造人間でした。だから瞳が黄色いんですね。 |
チンクお姉さん&セインさん&ウェンディさん | ナンバーズで一番人気がありそうな人達なだけあって、救済の方向に進んでいます。*6 |
ノーヴェさん | 自分が「聖王の器」の為に使われるだけという事が納得いかないみたい。この「自分の存在意義」に対する悩みとチンクさんを初めとする姉妹愛がいい方向に動けば、セインさん達のグループに入る可能性有り。 |
ウーノさん&ドゥーエさん&クアットロさん | こいつらは根っからの悪人で敵。ドゥーエさんは魔性の女。 |
トーレさん&セッテさん | ウェンディさん&セインさんが提示したスカリエッティさんに対する疑問を無視。「生みの親」に盲目的に従って結果的に悪を成す人なのね。 |
ゼストさん | 過去ちょっと提示。本当の動機は来週以降に持ち越し。 |
カリムさん | リミッター解除をしてくれたりと、とてもいい方ですが、戦闘能力がないのか参戦はせず。この人の立ち位置は分からない。何か企んでそう。 |
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次回予告
魔法少女リリカルなのはStrikerS第21話「決戦」
ティアナさんが偉い事に!相手はノーヴェさんとウェンディさんで1対2!ティアナさんが死んでしまう!
調子に乗って幻術使ってましたけど、ホントはただのツンデレで、ほんの凡人なんです!許してあげて!
だけど、ティアナさんはスバルさんの操縦が上手いので、色んな意味でスバルさんと同レベルのこの二人なら勝てるのではと思ったりしてます。
ギコガコ堂さんの「すばるなんばーわんっ」の予告コーナー(2回目)
コミケを間近に控えて、またも無断で紹介してみる。サークル活動一周年という事でマウスパッドを作られたそうです。
それと、嬉しい悲鳴を上げておこう。ギャース!
さらに当日本を購入された方には先着でペーパーを無料配布予定です、内容は描きおろしのしゃまるでございまーす4コマと今後のギコガコ堂活動の告知等…多分;いやまだ描きあがってないので(おい)
http://gikogakodo.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/2007_8a12.html
流石よく分かってらっしゃる。シャマルさーん!
8月19日 日曜日 コミケ3日目
東 ケ-19a ギコガコ堂
ギコガコ堂さんの「すばるなんばーわんっ」の予告コーナーはこちら
まだ怒られてないから多分掲載しても大丈夫・・・だよね?
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スバルお嬢さんのフィギュアはまだですか?
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初めてニコニコ動画で観ました。
自宅のパソコンに上手くリモートデスクトップ出来なかったので諦めてニコニコ動画で観ました。悪気はないのかもしれませんがスバルお嬢さんを「ロボ」とか言わないでください。なのはさんを魔王とか魔神とか呼ぶのは構いません。(いいのか) それはなのはさんの生き方の結果なので、人がどう受け取ったとしても、なのはさん(と失言した人)の責任です。ですが、スバルお嬢さんは望んで戦闘機人になったんじゃありません。そんな悲しい言葉は言わないで欲しい。
*1:ヴィヴィオに対する立ち位置は未表明ですが、「道具」として扱われているヴィヴィオを見て覚悟は決めてると見てよさそう。
*2:フェイトさんは「血縁の無い親子関係を構築した存在」として、「命を道具として扱う偽物の親」であるスカリエッティさんを否定する役割が与えられています。
*3:あとは来週以降新人さんがストライカーズたりえる事を示せばそれで成長物語は完結します。
*4:だからこそ人造魔導師や航空魔導師を嫌悪して戦闘機人に拘ったのかな。
*5:理由は「特に気になった事」で取り上げてます。
*6:スカリエッティさんに対する疑問の萌芽の提示と展開を担当。「生みの親」であるスカリエッティさんからの自立が予想されます。チンクお姉さんは妹を大事にする人なので、スカリエッティさんを裏切ってでも妹の為に戦ってくれる筈。けれど、前回のように自己犠牲の精神を発動させない事を祈るばかり。